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【株式市場を検証】週末要因に加え円安一服だが先高期待強くプラス圏で終了
【日経平均株価、TOPIXともに4営業日続伸】
■円安一服だが先高期待が優勢
16日は、日経平均株価が前日比6円55銭(0.06%)高の1万129円83銭となり小幅に4営業日続伸した。TOPIXは前日比3.12ポイント(0.36%)高の866.73となり4営業日続伸した。週末要因に加えて、為替の円安一服などで小幅に売り優勢でスタートしたが、一方では先高期待も強く、結局は前日比プラス圏で取引を終了した。
日経平均株価の日中値幅は58円38銭だった。東証1部市場の売買代金は概算で1兆3059億円となり、前日の1兆4296億円に比べて減少したが34営業日連続で1兆円を上回った。
前日15日の米国株式市場は上昇した。ダウ工業株30種平均株価は前日比58ドル66セント(0.44%)高の1万3252ドル76セントと7営業日続伸した。米新規失業保険申請件数など主要経済指標を好感した。
S&P500株価指数は前日比0.60%高と反発し、08年6月以来となる1400ポイント台を回復した。ナスダック総合株価指数は前日比0.51%高と3営業日続伸した。米新規失業保険申請件数は35.1万件となり、前週改定値の36.5万件に比べて市場予想以上に改善した。米2月卸売物価指数で食品・エネルギーを除くコア指数は前月比0.2%上昇となり、1月の同0.4%上昇に比べて鈍化して市場予想とほぼ同水準だった。
米3月ニューヨーク連銀製造業景気指数は20.21となり、2月の19.53に比べて市場予想以上に改善した。米3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は12.5となり2月の10.2に比べて市場予想以上に改善した。
こうした流れに対して日経平均株価は前日比12円71銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き540万株の買い越し観測だったが、週末要因に加えて、前日の海外市場のドル・円相場で1ドル=83円20銭台に円が上昇したこともあり、輸出関連株を中心に利益確定売りが優勢のスタートだった。
売り一巡後の午前の中盤になると、中国・上海株式市場が上昇してスタートしたことが安心感につながり、日経平均株価は前日比プラス圏に転じる場面もあった。しかし終盤にかけて再び前日比マイナス圏に転じた。
午後に入ると、日経平均株価は徐々に下落幅を縮小して、前日終値付近でモミ合う展開となった。終盤にかけては、週末要因もあって売り買いが交錯する展開となり、やや膠着感を強めた。結局、日経平均株価は僅かながらもプラス圏で取引を終了した。TOPIXはこの日の高値で取引を終了した。
なお、TOPIXの終値866.73は昨年7月26日(866.20)を上回り、昨年7月22日(868.81)以来の水準となった。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄975(全体の58%)、値下がり銘柄531(全体の32%)だった。セクター別には、特に海運の上昇が目立った。また化学、鉄鋼、非鉄金属、電機、銀行、証券なども上昇した。一方では食品、ゴム製品、自動車、陸運、情報通信、その他金融などが下落した。
東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、2位のグリー <3632> 、4位の東芝 <6502> 、6位の日立製作所 <6501> 、17位の商船三井 <9104> 、20位の日本郵船 <9101> の大幅上昇が目立った。また、3位のマツダ <7261> 、5位の三菱UFJFG <8306> 、7位のコマツ <6301> 、8位の三井住友FG <8316> 、10位の野村ホールディングス <8604> 、11位のディー・エヌ・エー <2432> 、12位のソニー <6758> 、13位のキヤノン <7751> 、14位のシャープ <6753> 、18位の三菱商事 <8058> も上昇した。
一方で、1位のトヨタ自動車 <7203> 、9位のホンダ <7267> 、15位の武田薬品 <4502> 、16位のNTT <9432> 、21位のソフトバンク <9984> 、22位のファーストリテイリング <9983> が下落した。
日経平均株価、TOPIXともに4営業日続伸した。週末要因に加えて、為替の円安一服感などで、利益確定売り優勢の展開が想定されたが、結局は前日比プラス圏で取引を終了した。
急ピッチの上昇で短期的な過熱感が強い状況が続いているだけに、常識的にはスピード調整も欲しいところだが、先高期待はかなり強いようだ。
来週も、為替動向と循環物色がポイントとなり、3月期末に向けた思惑も絡みそうだが、強基調の地合いに変化はないだろう。また来週以降には12年2月期決算の発表も始まるだけに、来期業績(13年2月期や13年3月期)見通しで、個別物色の色合いを強める可能性もあるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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