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日本ガイシ、ポーランドにディーゼル車排ガス浄化用セラミックスの工場を新設
NGKセラミックスポーランドの大型ハニセラム工場完成イメージ(画像:日本ガイシ)[写真拡大]
日本ガイシは5日、ポーランドの製造子会社NGKセラミックスポーランドで、ディーゼル車排ガス浄化用大型触媒担体「大型ハニセラム」の新工場を建設することを決定したと発表した。また、NGKセラミックスポーランドの炭化ケイ素(SiC)製ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)の生産設備も増強する。
大型ハニセラムの新工場は、NGKセラミックスポーランドの乗用車用SiC製DPFを生産する工場に隣接する用地に建設し、生産開始時期は2014年1月、生産能力は標準品換算で120万個(ハニセラム換算で800万個)を計画している。また、NGKセラミックスポーランドのSiC製DPFの生産設備を一部増強し、生産能力を2013年度までに現在より約20%引き上げる。
日本ガイシは、主要客先との間でディーゼル車の排ガス浄化用セラミックスの長期供給契約の目処が得られたことから、ポーランドを含む国内外6カ所の自動車排ガス浄化用セラミックスの生産拠点で総額約370億円を投資して生産能力の増強を進める。一連の投資により、コージェライト製排ガス浄化用セラミックスの生産能力を段階的に拡大し、2013年度末までに約40%引き上げる。
世界的なディーゼル車排ガス規制の強化や新興国を中心とした自動車販売台数の増加などにより排ガス浄化用セラミックスの需要は拡大する見込みとなっている。今回の生産能力増強により、日本ガイシは、ディーゼルエンジンや大型車、乗用車、建設機械などの主要メーカーへの長期供給契約に確実に対応していく。
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