三菱商事、メキシコでラテンアメリカ最大の風力発電事業に参画

2012年2月24日 17:04

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プロジェクト建設予定地(画像:三菱商事)

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 三菱商事は24日、再生可能エネルギー事業の拡大を目指し、メキシコのオアハカ州にて今年3月に建設開始が予定されている、マレーニャ・レノバブレ風力発電プロジェクト(発電容量39.6万キロワット)の持分34%を取得し、ラテンアメリカ最大の風力発電事業に参画すると発表した。

 同事業は、総事業費約800億円にて、パートナーであるマッコーリー・メキシカン・インフラストラクチャー・ファンド/ピー・ジー・ジー・エム社とともに、メキシコオアハカ州の南東テワンテペック地峡に、風力発電132基を幅数十キロにわたって設置するもの。完工は2013年7月を予定している。電力は、ラテンアメリカ最大の飲料会社である在メキシコFEMSA社並びにハイネケン社に、20年間の売電契約に基づいて供給される。

 メキシコは、2025年までに発電容量を現在の1.5倍である約9,000万キロワットまで引き上げ、このうち、約2,000万キロワットを再生可能エネルギーとする方針を打ち出している。これに従い、今後も風力を中心とした再生可能エネルギーの事業機会の増加が見込まれている。

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