モンドデザイン、使用済みタイヤチューブを再利用したスニーカーの新作を発表

2012年2月9日 11:31

印刷

「スニーカー501」(画像:モンドデザイン)

「スニーカー501」(画像:モンドデザイン)[写真拡大]

  • 「スニーカー501」(画像:モンドデザイン)
  • 「スニーカー501」(画像:モンドデザイン)

 株式会社モンドデザイン(本社:東京都港区)は、エコをコンセプトとした製品群をそろえる「SEAL」より、日本初となる靴のアッパー部分全面に“使用済みタイヤチューブ”を再利用したスニーカーシリーズの新製品「スニーカー 501」を発表した。価格は1万7,850円(税込)。

 SEALブランドの新商品「スニーカー 501」は、広島のスニーカーブランド「スピングルムーヴ」とのコラボレーションモデルで、大型トラック用の“使用済みタイヤチューブ”を、粉砕などの特殊な加工はせず、素材本来の特徴である弾力性、耐久性や防水性を活かし、素材感を活かしながら全面にリユースしている。これにより、履いた時に足にフィットする事のほか、高い防水性により雨や雪の日などでも気にせず使用でき、汚れにも非常に強くメンテナンスが簡単でタフなスニーカーとなっている。

 製造工程には、日本の昔からの技術であるバルカナイズ製法を採用し、国内職人の手により1つ1つ丁寧に制作しているため、大量生産が困難な希少性の高い製品となっている。2月8日より、初回300足限定にてオフィシャルオンラインストアでの先行予約販売を開始し、今年春以降に全国の店舗にて順次販売を行っていく。

 今回の製品を含め、SEALブランドでは、「環境保護団体へ売上げの1%を寄付」、「製品1つにつき1本の苗木を寄付する」などの取組みを行っている。これにより、ユーザーにより身近に環境貢献活動を感じてもらうことを目指すと同時に、環境問題への関心の高い人はもちろんの事、1つ1つ廃材の素材感が異なるため「自分だけの1点モノ」を楽しみたい人、ファッション感覚に敏感な人への、リサイクル製品に対する新たなニーズの拡大を目指している。

関連記事