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【株価診断】日本無線は減額・無配で200円割れか、下ヒゲ足なら人気性も
日本無線 <6751> の週末4日株価は216円、前の週と同値。3日(金)16時に第3四半期決算と今3月期の「減額修正・無配」を発表していることから週明け6日からの動きが注目される。
第3四半期(4~12月)の営業損益は55億0600万円の赤字と不振。今3月期通期を売上で118億円、営業利益で64億円、純益で68億円、それぞれ減額した。修正後の営業損益は赤字34億円(前期は黒字15億5100万円)、最終損益も赤字25億円(同黒字19億2100万円)。このため、配当は前期の年5円から無配とする。
世界不況により海運市場の悪化により海上機器の不振やタイ洪水が影響した。今後は、防災機器や通信インフラ等に注力する。
年初に復興関連人気等で大きい週足陽線で170円前後のモミ合いを上放れ1月11日には242円と買われていた。その後、210円台を固める動きから復興関連として再上昇が期待されていた。
今回の大幅減額と無配で、上値を追うことは難しくなった。どこまで下げるかポイント。カギを握るのは、(1)今後、復興関連需要の効果から2013年3月期がどのていど回復するか、(2)1月に242円と買われたときに出来高が急増しており、この時の買方がどう出てくるか、だろう。とくに、大商いの背景には、同社株の持ち前の人気性が注目されていた面もある。それだけに、今後、空売りが増え取り組み妙味が加わるかどうかも注目される。
週明けの株価は200円を割ることは避けられないだろう。ただ、その場合、下ヒゲ足のチャートとなれば人気銘柄に発展する可能性も含んでいるといえるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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