スターティア:第3四半期決算発表、過去最高益に向けて『視界良好』

2012年2月3日 17:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  スターティア <3393> (東マ)は3日大引け後、今12年3月期第3四半期連結業績を発表した。

  売上高35億46百万円(前年同期比21.3%増)、営業利益1億87百万円(同54.6%増)、経常利益2億円(動51.8%増)、純利益1億5百万円(同51.7%増)と大幅な増収増益となった。 第3四半期決算発表を受けて、同社の成長を確認出来た。 特に第3四半期会計期間(10月~12月)における連結業績は、売上高(前年同期比23.3%増)、営業利益(同2700.2%増)、経常利益(同1226.6%増)、純利益(同992.0%増)とそれぞれ前年同期比を大きく上回った。

■第3四半期を終えて、業績に対する結果と抱負を同社取締役に確認した。

【取締役専務執行役員 笠井 充 氏】

  当事業年度については、既存連結従業員に対して20%にあたる新卒採用を行い、人材育成に重きを置いた年度とした。昨年度公募増資を実施し、応援して頂いている既存株主の期待に応えるべく、規模拡大に向けての先行投資をしながらも、当事業年度は過去最高益を達成することを必達事項としてきた。 これまでの東京・大阪・福岡に加えて名古屋支店を10月度に新設するとともに、当事業年度は別途2社の持分法適用会社をグループ会社として加えるなど、業務提携だけでなく積極的な資本提携により業務拡大への体制を整備しつつある。また積極的なM&Aを模索する過程で事業譲渡を受けるなど、過去に類を見ないスピードで投資を行っているといえる。   こういった積極的な施策が打てるのも、ここ数年間に亘るストック商材への取組みが成果として果実を付けはじめているから出来るのであると考えている。   当社連結業績には季節係数があり下半期偏重傾向であるため、一部個人投資家からは業績の進捗状況について不安の声を頂くことがあるが、当社としては期初に四半期ごとの業績予測を発表しており、当第3四半期累計期間の当初計画に対する達成状況としては、売上高35億46百万円(計画比108.8%)、営業利益1億87百万円(同133.6%)、経常利益2億円(同142.9%)とそれぞれ当初計画を大きく上回っている。   第3四半期を終了して通期利益計画に対する進捗率は50%程度であるが、当社としては当初計画をオーバーしており、特に第4四半期に収益が集中する季節係数から考えて、過去最高益である通期計画に向けての見通しは、『視界良好』であると考えている。

【取締役常務執行役員 古川 征且 氏】

  当事業年度については、他社と差別化した集客が、いかに効率的に出来るのかを模索している。国内の市場調査に留まらずグローバル展開を視野に入れて対応している。国内市場においては顧客とのリレーション強化だけでなく、展示会やセミナー・Webによるプル型集客に注力をした。実績としても前年同期比で約2倍の実績が出ており、強化商材においては売上高の2割以上を占めるまでになっており今後に大きく期待をしている。また、当社が提供する各商材ごとのシナジー効果を最大限に引き出すに留まらず、他社ITプラットフォームを連携して提供できるように積極的に開拓を行っている。

【取締役常務執行役員 後久 正明 氏】

  繰り返しとなるが、季節係数を鑑みて当第3四半期累計期間における業績進捗はオーバーペースであり通期予測については『視界良好』である。   当社の財務基盤は着実に強くなってきており、自己資本比率76.5%となっている。ストック売上高も、当第3四半期累計期間においては連結売上高の33.6%、前年同期比144.0%までを占めるまでに成長しており、計画通りに成長してくれている。当期新卒53名採用(現在48名在籍)し、来期4月度より66名の新卒が入社が決まっている。全社としてスケールメリットを生かせる時期に突入しており、気を緩めることなく経営効率を上げていきたい。具体的な内容については、2月17日機関投資家・アナリスト向け説明会以降、全国各地で個人投資家説明会を積極的に実施し、SR・IR活動を更に強化していくつもりである。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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