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【外国為替市場展望:ユーロ・円相場】ユーロ売り圧力緩和が継続する可能性
【外国為替市場フューチャー:1月23日~27日のユーロ・円相場】
■過度な警戒感が後退してユーロ買い戻し優勢の可能性
来週(1月23日~27日)のユーロ・円相場については、ユーロ買い戻し優勢の展開を想定する。格付け会社による主要国の国債格付け引き下げに対する警戒感がピークアウトし、債務危機問題全体に対する過度な警戒感は後退している。またギリシャ債務交換交渉に関しては、合意に対する期待感をある程度織り込んでいる可能性があり、結果が市場に与える影響に注意が必要となるが、全体としてはユーロ売り圧力が緩和される可能性が高いだろう。
前週(1月16日~20日)のユーロ・円相場は、週初に1ユーロ=97円00銭近辺まで円が上昇したが、週後半にはユーロ売り圧力が緩和して1ユーロ=100円30銭近辺まで円が下落する場面もあった。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、13日にフランスを含むユーロ圏9カ国の国債格付け引き下げ、16日にEFSF(欧州金融安定基金)債の格付け引き下げを発表したため、その影響が注目されたが、その後のフランス、スペイン、ドイツ、ポルトガルの国債、およびEFSF債の入札は概ね順調な結果となった。このため安心感につながりユーロ買い戻しの動きが優勢になった。週末20日の海外市場で終盤は1ユーロ=99円60銭~70銭近辺だった。
ユーロ圏債務危機問題に関する前週の動きを整理すると、17日には、国際金融協会(IIF)がギリシャ債務交換交渉を再開すると発表し、合意に対する期待感が高まった。18日には、IMF(国際通貨基金)がユーロ圏債務危機の支援に向けて、既存の融資能力と合わせて総額1兆ドル規模の融資財源を確保することを検討中との報道や、ギリシャ債務交換交渉の合意が近いとの報道を好感した。19日には、独コメルツ銀行の資本増強が必要額を上回る見込みとなった。
来週も、23日のフランス、ドイツ、24日のスペイン、25日のドイツ、26日のイタリア、27日のイタリアなど、主要各国の国債入札が相次ぐため注意が必要だが、過度な警戒感は後退しているだけに、ユーロ売り圧力緩和が継続する可能性が高いだろう。
当面の注目スケジュールとしては23日のEU財務相会合、23日~24日の日銀金融政策決定会合、24日のユーロ圏11月鉱工業受注、ユーロ圏1月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、EU財務相理事会、米大統領一般教書演説、IMF世界経済見通し発表、24日~25日の米FOMC(連邦公開市場委員会)、25日の独1月IFO業況指数、英10~12月期GDP速報値、26日の独2月消費者信頼感指数、ECB理事会(金利発表なし)、米12月シカゴ連銀全米活動指数、米12月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米新規失業保険申請件数、27日の米10~12月期GDP速報値などがあるだろう。
その後の注目イベントとしては、30日のEU首脳会議、31日の米予算局「予算と経済見通し」公表、2月1日の中国1月PMI、ユーロ圏1月消費者物価指数速報値、米1月ISM製造業景気指数、3日の米1月雇用統計、9日のECB理事会(金利発表)などが予定されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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