明治の粉ミルク「明治ステップ」から放射性物質が検出 健康への影響はないレベル

2011年12月6日 19:13

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「明治ステップ(850g缶)」(画像:明治)

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 明治は6日、同社の粉ミルク製品「明治ステップ(850g缶)」の一部の製品から、わずかながら放射性物質が検出されたと発表した。同物質の値は、食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定規制値(牛乳・乳製品で放射性セシウム134及び137の合計値200ベクレル/kg)以下で、22から31ベクレル/kgであり、毎日飲用しても健康への影響はないレベルとされている。

 しかし、今回の事態を受けて明治は、「当社としては、調製粉乳(粉ミルク)は乳児にとって極めて重要な栄養源であることから、乳児を持つお客様に安心してご愛用いただくことを最優先し、すでに対象製品をご購入のお客様で、お取り替えをご希望のお客様においては、新たな製品と取り替えさせていただく」としている。また、「明治ほほえみ」、「明治ステップ」については、今後すべての製造日の製品で放射性物質の検査を行い、その結果を順次同社ホームページで掲載していくという。

 なお、今回放射性物質が検出された製品は、賞味期限が2012年10月4日、10月21日、10月22日、10月24日の4製造日分だが、万全を期すために、賞味期限が2012年10月の「2012.10.03」、「2012.10.05」、「2012.10.06」、「2012.10.23」の4製品についても取替えの対象とするという。

 一方、「明治ほほえみ(850g缶)」については、これまで検査したすべての製造日の製品で不検出(検出限界値未満)だった。

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