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【株式市場を検証】東1売買代金は2営業日連続で1兆円を割り込む
【日経平均株価は3営業日続伸、一時8700円台】
■薄商いだが堅調な展開
5日は、日経平均株価(225種)が前日比52円23銭(0.60%)高の8695円98銭で3営業日続伸した。TOPIXは前日比4.47ポイント(0.60%)高の748.61で3営業日続伸した。東証1部市場の売買代金は8003億円にとどまり、2営業日連続で1兆円を割り込んだ。
前週末2日の米国株式市場はほぼ横ばいだった。ダウ工業株30種平均株価は前日比61セント(0.01%)安と小幅に続落した。米11月雇用統計で失業率は8.6%となり、前月の9.0%に比べて0.4ポイント低下して市場予想以上に改善した。非農業部門雇用者数は12.0万人増加となり市場予想をやや下回ったが、前月改定値の10.0万人に比べて改善した。これを好感して序盤には前日比126ドル65セント高まで上昇する場面もあった。しかし週末要因などで利益確定売りが優勢になり、僅かながら前日比マイナス圏に転じて取引を終了した。8日~9日のEU首脳会議を控えて様子見ムードも広がった。S&P500株価指数も前日比0.02%安と小幅続落したが、ナスダック総合株価指数は前日比0.03%高と小幅に3営業日続伸した。
こうした流れを受けて日経平均株価は前日比54円03銭高と買い先行でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き110万株の売り越しだったが、前週末の外国為替市場で1ドル=78円00銭近辺、1ユーロ=104円台50銭~60銭近辺と円高が一服していたこと、4日にモンティ伊首相が300億ユーロ規模の緊縮財政策を発表したことなどが支援材料だった。寄り付き直後には日経平均株価が一時8700円台を回復する場面もあった。しかし買い一巡後は上値が重く、徐々に上昇幅を縮小してモミ合う展開となった。前週の大幅上昇で戻り待ちの売りが出やすい状況だったうえに、アジアの主要株式市場が軟調にスタートしたことも弱材料視された。
午後に入っても売り買いが交錯し、日経平均株価8600円台後半でモミ合う展開が続いた。5日に独仏首脳会談、8日~9日にEU首脳会議を控えているため、ユーロ圏債務危機問題の動向を見極めたいとして様子見ムードも強めた。ただし大引けにかけては上昇幅を広げ、結局この日の高値圏で取引を終了した。薄商いで日経平均株価の日中値幅は36円44銭にとどまったが、全体としては主力銘柄を売り込む動きも見られず、堅調な展開だった。
東証1部市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄1111(全体の67%)、値下がり銘柄424(全体の25%)だった。セクター別に見ると、小売の一角や、証券、メガバンクなどが上昇したが、全体として物色の方向感がなく、中低位の材料株物色が目立った。個別では、ファーストリテイリング <9983> が4.48%高で日経平均株価を押し上げた。トヨタ <7203> の2.65%高、野村HD <8604> の2.74%高も目立った。一方で、TDK <6762> は3.93%安と利益確定売りが優勢だった。
日経平均株価、TOPIXともに3営業日続伸し、全体的な印象としては薄商いの中でも堅調な展開だった。ユーロ圏債務危機問題に対する過度な警戒感が後退しているため、当面は買い戻し優勢の展開となりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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