東レ、次世代型コンセプトEVを東京モーターショーに出品

2011年11月1日 17:55

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次世代型コンセプトEV(電気自動車)「“TEEWAVE” AR1」(写真提供:東レ)

次世代型コンセプトEV(電気自動車)「“TEEWAVE” AR1」(写真提供:東レ)[写真拡大]

 東レは1日、12月3日~11日に東京ビッグサイトにて開催される「第42回東京モーターショー2011」に、同社の環境配慮型先端材料や先端技術を駆使して完成させた次世代型コンセプトEV(電気自動車)「“TEEWAVE” AR1」を出品すると発表した。

 「東レは今回、『素材がかわる。クルマがかわる。』をコンセプトに、モーターショーへ来場される皆様に対して、当社の素材の持つ力とクオリティの高さを印象づけ、これからのクルマづくりの可能性を訴求する展示を実施する」とコメントしている。

 “TEEWAVE”は、「東レの先端材料・先端技術を駆使し、すべての人に魅力あるコンセプトを提供する」ことを目標に、東レグループが取り組む自動車用途向けのグリーンイノベーション戦略を体現するフラッグシップとして制作した。炭素繊維複合材料(CFRP)や繊維、樹脂、フィルムなど東レの持つ様々な材料と設計・加工の技術を適材適所に活用することで、環境負荷の低減に加えて安全性と経済性を兼ね備え、更には生産性の高さも実現するコンセプトを提案していくもの。

 東レは、今年4月からスタートさせた中期経営課題「プロジェクト AP-G 2013」において、成長分野での事業拡大を目指しており、「自動車・航空機」は重要な成長領域として先端材料開発や事業横断的な取り組みの強化で事業拡大を推進することとしている。また、全社で取り組むプロジェクトの一つである「グリーンイノベーション事業拡大(GR)プロジェクト」においても、自動車の軽量化は大きなテーマとして全社の総力を挙げて取り組みを進めている。

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