【注目の決算発表】京セラは業績下方修正・減益転換、下値では強弱感の対立へ

2011年10月28日 18:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  京セラ <6971> は28日、250円安の6950円と急反落した。27日大引け後に今3月期第2四半期(2Q)累計決算の開示とともに、3月通期業績の下方修正を発表、税引前純利益が、期初の続伸予想から減益転換して市場コンセンスを下回ったことを嫌い利益確定売りが先行した。

  前日の米国市場で、NYダウが339ドル高し、同社ADR(預託証券)も、東京市場の終値に対して58円高(円換算値)で引けたことにも反応薄となっている。

  3月通期業績は、期初予想より売り上げを1300億円、税引前純利益を400億円、純利益を250億円それぞれ引き下げ、税引前純利益は1400億円(前期比18%減)と減益転換し、純利益は870億円(同28%減)と減益率を悪化させ、利益は、市場コンセンサスを約80~40億円下回る。

  2Q累計業績が、デジタルコンシュマー機器市場で携帯電話端末などの生産活動が期初予想を下回って伸び悩み、円高も響いて2ケタ減益転換しており、第3四半期以降も欧州の財政問題長期化による世界経済への影響や円高基調の継続を懸念して下方修正した。

  株価は、今期第1四半期の減益・低利益進捗率業績に円高・世界同時株安が重なってリスク回避売りで年初来安値6150円まで大幅調整し、安値からは1000円幅の底上げをした。PERは14倍台、PBRは0.9倍と下げ過ぎを示唆しており、下値では強弱感の対立が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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