1 充電で大阪~東京間を走行できる EV、市販化へ

2011年10月11日 10:00

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記事提供元:スラド

 yasuchiyo 曰く、

 「おおさか地域創造ファンド」を活用した大阪産 EV 開発プロジェクトを進める TGMY が、光岡自動車「ヒミコ」をベースとした EV「550 REVolution」の走行試験で、1 充電 587.3 km の航続距離を記録した (レスポンスの記事より) 。

 試験は国土交通省国土技術政策総合研究所の試験走路にて、満充電状態から走行を開始し、4 人のドライバーが 2 時間交代で、しかしもちろん途中の充電無しで走り続けた。ドライバー交代のロスタイムを除く平均速度は 55 km/h。ちなみに名称の由来は「クラシカルスポーツカーの EV 化」と「1 充電で大阪〜東京間に相当する 550 km を走りきる」という、2 つの「変革」を表現しつつ EV を強調したものだという。この成功を受けて、TGMY では「550 REVolution」の受注生産を開始するとのこと。

 走行した試験走路がこれだとすれば、意図的に加減速しない限りドライバー交代時以外はほとんど定地走行に近い状態になると思われる。走行モードがわからない以上「公道での実力」はかなり疑問だが、大ざっぱに実用燃費を半分として 300 km 近く走れるなら、例えば日産リーフ (JC08 モードで 200 km) を上回る性能を持っている可能性はある。まぁ 2 シーターと 4 ドア実用車を比較するのもなんだけど、ベンチャーぽいところが大手と張り合える土俵が見えたという点は興味深い。

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