【外国為替市場展望:ドル・円相場】米主要企業の7~9月期決算が注目点

2011年10月9日 16:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【外国為替市場フューチャー:10月10日~14日のドル・円相場】

■1ドル=76円台~77円台の小幅レンジで膠着感強い展開に変化ない

  来週(10月10日~14日)のドル・円相場(10日の東京市場は休場)については、概ね1ドル=76円台~77円台の小幅レンジで、膠着感の強い展開に変化はないだろう。ユーロ・ドル相場の動向にも注意が必要となるが、ドル・円相場への影響は限定的だろう。ただし11日から始まる米主要企業の7~9月期決算発表などで、景気見通しに対する警戒感が後退すれば、ドル買い戻しにつながる可能性があり、注目点となるだろう。

  前週(10月3日~7日)のドル・円相場は、概ね1ドル=76円台後半の小幅レンジで推移した。ユーロ圏の金融システム不安などで週前半にユーロ売りが加速したが、ドル・円相場への影響は限定的だった。また週後半にはECB(欧州中央銀行)理事会、日銀金融政策決定会合、米9月雇用統計などの重要イベントを通過したが動意に乏しく、一段と膠着感を強める展開だった。前週末7日には、米9月雇用統計で非農業部門就業者数が前月比10万3000人増加して市場予想を上回ったため、1ドル=76円90銭台に円が下落する場面もあった。しかし、格付け会社フィッチ・レーティングスによるイタリアとスペインの格付け引き下げなどが警戒感につながり、終盤は1ドル=76円60銭台~80銭台でモミ合う展開となった。

  ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念、イタリアやスペインなど南欧諸国へのソブリンリスク拡大懸念、ユーロ圏の金融システム不安、世界的なリセッション(景気後退)に対する警戒感が強い状況に変化はない。そうした状況下でドル・円相場は、リスク回避のドル売り・円買い圧力、量的緩和策第3弾(QE3)に対する思惑、円売り市場介入への警戒感などが交錯し、概ね1ドル=76円台~77円台前半で一段と膠着感を強めている。

  重要イベントを通過しても、結果的には大きな動きが見られないパターンが続いているだけに、基本的には膠着感の強い展開が想定されるだろう。ただし11日のアルコアを皮切りに、米主要企業の7~9月期決算発表が始まる。米国の主要経済統計には依然として強弱感が交錯しているが、市場予想を上回る改善内容の指標が増加し、リセッションに対する過度な警戒感が和らぎ始めているだけに、企業業績見通しも注目材料となるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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