【株式市場】1ユーロ102円突破の懸念も出て日経平均は年初来の安値

2011年9月26日 16:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

26日後場の東京株式市場は、全般に一段下値を探る場面をみせ一進一退。為替が午前中に比べて円高に振れ、1ドル76円20銭台、1ユーロ102円台に入ったため、手控え気分がどんより垂れ込める雰囲気。

26日後場の東京株式市場は、全般に一段下値を探る場面をみせ一進一退。為替が午前中に比べて円高に振れ、1ドル76円20銭台、1ユーロ102円台に入ったため、手控え気分がどんより垂れ込める雰囲気。[写真拡大]

■値上り業種は「空運」のみ

  26日後場の東京株式市場は、全般に一段下値を探る場面をみせ一進一退。為替が午前中に比べて円高に振れ、1ドル76円20銭台、1ユーロ102円台に入ったため、手控え気分がどんより垂れ込める雰囲気。とりわけユーロは15時にかけて102円05銭前後と102円突破もあり得る水準に達したため、模様眺めムードを強めた。主力銘柄は軒並み軟調。機関投資家が9月末に向け持ち高整理の最終局面との見方もあった。なかで、業績予想の増額銘柄などを個別に物色。東証1部の値上がり銘柄数は228銘柄(約14%)だった。

  日経平均は大幅続落。後場は14時35分にかけて8359円70銭(200円56銭安)まで下げ、大引けは8374円13銭(186円13銭安)。終値でも9月14日の安値を割り込み、年初来の安値を更新。

  東証1部の出来高概算は、やや増勢となり21億2772万株、売買代金は1兆4280億円。1部上場1668銘柄のうち、値上がり銘柄数は228(前引けは190)銘柄、値下がり銘柄数は1381(前引けは1371)銘柄。

  また、東証33業種別指数は、前引けに続き値上り業種が「空運」1業種にとどまり、値下がり率上位の業種は、非鉄金属、卸売り、ガラス・土石、鉄鋼、石油・石炭、ゴム製品、海運、その他金融、不動産、鉱業、建設、電気機器、機械、情報・通信、繊維製品、輸送用機器、証券・商品先物、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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