【銘柄診断】フーマイスターエレクは利回り7%で安値圏脱出のきかっけ待ち

2011年9月9日 19:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  フーマイスターエレクトロニクス <3165> は年初来安値圏での低迷が続いている。今2011年9月期第3四半期決算は営業利益が3億4500万円の損失(前年同期5億3500万円の黒字)とダウン、今9月期通期も大幅減額で営業損失5億1000万円(前期4億9500万円の黒字)と第4四半期にかけさらに損失が膨らむ見通しだ。震災の影響とPC向け光学式ディスクドライブの低迷などが響いている。

  今9月期については年35円配当を公表した。これでいくと利回りは約7%にも達する。発表後も特に利回り狙いの買いが流入してくる気配が見られない。円高に加え半導体事業と電子デバイス事業の苦戦が来2012年9月期の業績に引き継がれるのではとの懸念が投資家の買いを鈍らせる要因になっている。

  昨年9月にJASDAQ市場に上場、その際は新規上場人気を集め1055円の高値を示現しており、そうした高値買いの向きの見切り売りが出ていることも響いているようだ。当面は材料難のニュアンスは強く、安値圏脱出のきかっけ待ちとなる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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