関連記事
シャープ、タイで大規模太陽光発電所の保守・メンテナンス業務を開始

発電事業会社NED社の世界最大級となるタイの大規模太陽光発電所 完成予想図(画像提供:シャープ) [写真拡大]
シャープは9日、発電事業会社NED社の世界最大級となるタイの大規模太陽光発電所(73MW)の保守・メンテナンス業務を受託契約したと発表した。今年3月に設立したSSMA(Sharp Solar Maintenance Asia Co.,Ltd.)において、2011年末までの稼動予定に合わせ、大規模太陽光発電所の保守・メンテナンス業務を開始する。
同社は、同発電所において、薄膜太陽電池モジュール・周辺システムの供給ならびに建設を受注し、2010年8月に着工以降、建設を進めている。
同社によると、同発電所で採用している薄膜太陽電池は、特に低緯度・高温地域で優れた発電能力を発揮することから、アジア地域をはじめとした大規模太陽光発電所への設置が進むことが期待できるという。
SSMAでは、今後拡大が予測されるタイおよびアジア地域におけるメガソーラー案件の保守・メンテナンス事業に対応していく予定。
保守・メンテナンス事業では、特別な教育や訓練を受けた専任者が太陽電池モジュールやパワーコンディショナに加え、発電所全体の環境整備を行うなど、システム全体の点検・保守を行う。「大規模太陽光発電所の安定的な稼動・発電を確実なものにし、発電事業の運営をサポートしていく」と同社はコメントしている。
また、「当社は、太陽電池モジュールの生産・供給から、大規模太陽光発電所のシステムの設計・建設、さらに、保守・メンテナンスまで幅広く手掛ける『トータル・ソリューション・カンパニー』として、太陽光発電の長期信頼性の向上と安定的な電力供給への貢献を図っていく」と同社はコメントしている。
関連情報
スポンサードリンク
