ダイムラー、有機太陽電池を搭載した新型EV

2011年9月2日 10:58

印刷

独自動車大手ダイムラーは1日、独化学大手BASFと共同で新しいコンセプトの電気自動車(EV)「スマート・フォービジョン(smart forvision)」を開発したと発表した。

独自動車大手ダイムラーは1日、独化学大手BASFと共同で新しいコンセプトの電気自動車(EV)「スマート・フォービジョン(smart forvision)」を開発したと発表した。[写真拡大]

  • 独自動車大手ダイムラーは1日、独化学大手BASFと共同で新しいコンセプトの電気自動車(EV)「スマート・フォービジョン(smart forvision)」を開発したと発表した。

 独自動車大手ダイムラーは1日、独化学大手BASFと共同で新しいコンセプトの電気自動車(EV)「スマート・フォービジョン(smart forvision)」を開発したと発表した。素材の軽量化や屋根に塗布した透明の有機太陽電池でエネルギー消費を抑制し、航続距離を向上させたという。13日からドイツで開催されるフランクフルト国際自動車ショーで公開する。

 「スマート・フォービジョン」では、重量が大きい金属製の部品を同等の機能と耐久性を持つプラスチック素材と置き換えた。ホイールも新開発したプラスチック素材の採用で重量を最大30%低減したという。

 また、屋根に搭載した太陽電池で発電した電力を利用でき、さらにバッテリの消費を抑制できる。

 大きなエネルギー消費源となっている空調に関しても、熱放射を反射する高分子ポリマーフィルムや、高性能の断熱素材を使用した包括的な温度管理システムによって、エネルギー消費を抑制しているという。

関連記事