【注目の決算発表】東京電力は1Q大幅赤字転落も織り込み済みで急反発

2011年8月10日 17:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  東京電力 <9501> は10日、60円高の449円と2日間の変わらずを含めて6営業日ぶりに急反発した。9日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、純利益が大幅に赤字転落し、3月通期業績予想をなお未定としたが、1Q大幅減益はすでに前日に観測報道され前日ザラ場安値335円で織り込み済みとして、売り方の買い戻し先行で下げ過ぎ訂正買いが再燃した。

  1Q業績は、売り上げが、前年同期より7%減と連続減収幅を悪化させ、経常利益が、627億6300円の赤字(前年同期は494億4600万円の黒字)、純利益が、5717億5900万円の赤字(同54億4500万円の赤字)と水面下に落ち込んだ。

  福島第1原子力発電所の事故や節電要請で販売電力量が12%減少し、代替の火力発電拡大で燃料費負担が拡大、さらに原発事故処理費用で1055億円、同損害賠償金で3977億円の特別損失を計上したことが要因となった。

  今3月期第2四半期累計・通期業績は、原発事故による需要と供給の両面で今後の動向を見極めることが困難として引き続き未定とした。

  株価は、原発事故発生で法的整理・上場廃止懸念を強めて上場来安値148円まで急落し、原発事故復旧作業の遅れ、放射性物質の汚染拡大など悪材料が続いたが、安値水準では信用の売り方と買い方の攻防でマネーゲーム化し、原子力損害賠償支援機構法の閣議決定で上場維持思惑を高め643円まで持ち直し、半値押し水準で売り買いが交錯した。猛暑再燃で電力供給余力も減少していることもあり、なお強弱感の対立が激化しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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