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【注目の決算発表】ケーヒンは業績上方修正も利益確定売りに押され後場反落
ケーヒン <7251> は28日、前場に34円高の1787円と続伸したが、後場は値を消し13円安の1740円と反落した。27日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算の開示に合わせて、第2四半期累計・3月通期業績の上方修正を発表、減益転換率を縮小することから前場は売り方の買い戻しが先行したが、後場は、買い戻しが一巡、全般相場の低調推移も響き利益確定売りが優勢となった。
業績修正のうち3月通期業績は、6月14日に遅れて開示した予想値より売り上げを268億円、経常利益を70億円、純利益を45億円それぞれ引き上げ、純利益は、71億円(前期比41%減)と減益転換率をおよそ半分に縮める。
1Q業績は、東日本大震災の影響で大きく減収減益転換し、純利益は赤字転落したが、業界をあげた復興への取り組みで部品調達が早期に安定し、日本を中心に4輪車製品の販売増加が見込まれるとして上方修正した。
なお同社は、今年6月6日に昭和電工 <4004> の自動車用熱交換器事業譲受を最終契約、10月に同事業子会社株式の60%を取得するが、年間約280億円の売り上げ実績のある同事業取得効果は、今回の業績修正に盛り込んでいないとした。
株価は、東日本大震災発生で年初来安値1150円まで下げ、前期業績の上ぶれ着地や今期配当の連続増配予想を手掛かりに1700円台まで下値を切り上げてきた。PERは18倍台と市場平均を上回るが、売り長で逆日歩のつく信用好需給も底流しており、下値では強弱感が交錯する展開が想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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