ソニー、環境中期計画の実績を報告、温室効果ガスを約30%削減

2011年7月27日 11:00

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記事提供元:エコノミックニュース

 ソニーは、2006年度から2010年度までの5年間の環境負荷低減の数値目標を定めた環境中期計画「グリーンマネジメント2010」の実施期間が終了したことを機に、その実績報告を26日に行った。

 まず、温室効果ガス削減については、2010年度のソニーグループの事業所のCO2換算温室効果ガスの総排出量は約153万トンであり、これは2000年度に比べて31%の削減が達成されたこととなる。「グリーンマネジメント2010」で定めた当初目標値の7%を大幅に上回った格好だ。

 その他の主な項目については、事業所から排出される廃棄物は、目標として掲げていた40%に対し、54%の削減(2000年度比)を達成。事業所における水使用量は、目標の20%に対し41%の削減(同)を達成。事業所における揮発性有機化合物(VOC)の大気への排出量に関しては、目標の40%に対し35%の削減(同)と、こちらは未達となった。また、各製品カテゴリーにおいて設定している年間消費電力量の削減目標はすべてのカテゴリーで達成されており、液晶テレビ「ブラビア」では2008年から2010年の2年間で、主要モデルにおいて年間消費電力量を約30%削減。ブルーレイディスクレコーダーにおいても、主要モデルにおいて、2年間で年間消費電力量を約半減している。

 尚、同社は「グリーンマネジメント2010」の実施を終えた現在、すでに、2011年4月より2015年度末までの目標「グリーンマネジメント2015」の達成に向けた施策に着手している。

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