【注目の決算発表】第一稀元素は1Q業績の大幅減益転換を売り直し急反落

2011年7月25日 16:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  第一稀元素化学工業 <4082> は25日、400円安の3450円と5営業日ぶりに急反落した。前週末22日大引け後に発表した今3月期第1四半期(1Q)決算が、大幅減益転換して着地したことを嫌い利益確定売りが先行した。

  1Q業績は、前年同期比68%増収、54%経常減益、56%純益減益となり、期初予想の2Q業績対比の利益進捗率も、18~19%と目安の50%を下回った。

  東日本大震災によるサプライチェーン寸断に伴う自動車業界の減産は、予想以上に早期に回復し、触媒用途の自動車用排ガス浄化触媒材料の販売数量が、国内自動車メーカー向けの落ち込みを他のメーカー向けでカバー、売り上げは、前期下半期に高騰したレアアース原料の値上がり分を販売価格に転嫁して大幅続伸した。

  ただ利益は、今期に入ってもレアアース原料が高騰を続け、この価格上昇分の価格転嫁が第2四半期以降となることから大幅減益転換した。

  このため2Q累計・3月通期業績は、原料の供給状況や価格動向の見通しが明確になるまで期初予想を据え置くとして、通期純利益は27億円(前期比50%増)と連続の過去最高を見込んだ。

  株価は、今期業績の連続最高純益予想をテコに窓を開けて年初来高値4325円まで1000円高し、レアアース価格の高騰などが響き半値押し水準を固めていた。PERは6倍台と割安で、下値では強弱感の対立が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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