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イオン、汚染牛319.4キロを5都県14店舗で販売
イオンは16日、福島県浅川町の農家から、国の暫定基準値を超える放射性セシウムを含む稲わらを飼料として与えていた肉牛が出荷されていた問題で、同社の5都県14店舗で、合計319.4キログラムの該当牛肉を販売していたことが、同社の調査により判明したと発表した。
汚染された牛肉を販売した店舗と数量は、「イオン松任店(石川県白山市)」内の「かね吉 松任店」で128.1キログラム、「イオン新百合ヶ丘店(神奈川県川崎市)」内の「ベストワン 新百合ヶ丘店」で33.4キログラム、「イオンユーカリが丘店(千葉県佐倉市)」内の「ダイリキ ユーカリが丘店」で4.8キログラム、「イオン西新井店(東京都足立区)」内の「ダイリキ 西新井店」で13キログラム。4店舗合計で179.3キログラムが販売された。
また、静岡県や神奈川県で店舗を展開しているイオン傘下の「イオンキミサワ」が運営しているスーパー「キミサワ」、「ザ・コンボ」、「キミサワグラッテ」など10店舗でも、合計140.1キログラムの該当牛肉が販売された。
販売された店舗は、静岡県の「キミサワ加茂川店」、「キミサワ千代田店」、「キミサワ壱町田店」、「キミサワ修善寺店」、「キミサワ裾野店」、「キミサワ富士宮小泉店」、「ザ・コンボグランリバー大井川店」、「キミサワ函南店」、「キミサワグラッテ香貫店」と、神奈川県の「ザ・コンボ厚木妻田店」の10店舗。
なお、販売期間は4月下旬から6月中旬にかけてだが、それぞれの店舗ごとに異なっている。
今回の問題を受け、同社は、「トップバリュ 国産黒毛和牛」については、「肥育農家における飼料や水のモニタリングを行い体系的な検査・管理体制をこれまで以上に強化する」、さらに「より安全な体制を構築すべく全頭検査を実施していく」としている。
また、国産牛の販売については、「農水省から畜産農家に対し稲わらの購入・保管状況の調査要請を受けた1都10県(福島・岩手・宮城・茨城・群馬・栃木・千葉・埼玉・東京・神奈川・静岡)の肉牛について、今後は仕入前の全頭検査を実施する」としている。
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