【株式市場・この1週間】週末6月24日の日経平均は6月1日以来の9700円台に接近

2011年6月25日 19:27

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■株式市況を振り返って(6月20日~24日の週)

  週初6月20日の日経平均株価は前週末比2円92銭(0.04%)高で3営業日ぶりに小幅反発、TOPIXは前週末比1.49ポイント(0.19%)高で3営業日ぶりに小幅反発した。前週末の米国株式市場でダウ工業株30種平均株価が上昇したことを受けて、日経平均株価は前週末比31円84銭高と買い先行でスタートし、一時は前日比69円98銭高まで上昇幅を広げた。   しかし、買い戻し一巡後は次第に上昇幅を縮小した。大引け前には一時、前週末比マイナス圏に転じる場面もあり、終値は小幅高にとどまった。ギリシャ債務問題に対する警戒感が強く、米FOMC(連邦公開市場委員会)を控えていることもあり、様子見ムードを強めた。中国・上海株式市場が軟調だったことも買い手控えにつながった。なお日本の5月貿易統計では、過去2番目の赤字額となり、赤字額が市場予想を上回ったが、市場の反応は限定的だった。

  21日の日経平均株価は前日比105円34銭(1.13%)高で大幅続伸、TOPIXは前日比8.90ポイント(1.11%)高で大幅続伸した。前日の米国株式市場の上昇を受けて、日経平均株価は前日比66円11銭高と買い先行でスタートした。ギリシャ債務問題への警戒感が強い中、午前は寄り付き水準でモミ合う展開だった。午後になると、一旦は前日比24円04銭高まで上昇幅を縮小したが、その後は株価指数先物取引が主導する形で買い戻しの動きが強まり、上昇幅を広げて高値引けとなった。   ギリシャ債務問題に対する過度な警戒感が後退し、外国為替市場のユーロ・円相場で一時1ユーロ=115円台と、前日より円安水準に振れたことも下支え要因だった。また、MSCIによる韓国と台湾の先進国指数への組み入れ発表を22日に控え、リバランスに伴う日本からの資金流出を懸念する見方もあったが、影響は限定的だった。

  22日の日経平均株価は前日比169円77銭(1.80%)高で3営業日大幅続伸、TOPIXは前日比13.26ポイント(1.63%)高で3営業日大幅続伸した。前日の米国株式市場の上昇を受けて、日経平均株価は前日比65円59銭高と買い先行でスタートした。さらに株価指数先物取引が主導する形で買い戻しの動きが強まり、一時は前日比198円96銭高の9658円62銭まで上昇幅を広げ、ほぼ全面高の展開となった。日経平均株価は終値でも9600円台を回復した。ギリシャ議会で新内閣が信任され、当面の警戒感が和らいだ。また、MSCIによる韓国と台湾の先進国指数への組み入れが見送られ、日本からのリバランスに伴う資金流出の懸念も後退した。

  23日の日経平均株価は前日比32円69銭(0.34%)安で4営業日ぶりに反落、TOPIXは前日比3.48ポイント(0.42%)安で4営業日ぶりに反落した。前日の米国株式市場が下落したことや、前日までの2日間で合計275円11銭上昇した反動で、日経平均株価は前日比71円71銭安と売り先行でスタートした。しかし売り一巡後は下げ渋る展開となり、下落幅を縮小した。   外国為替市場のドル・円相場で前日よりやや円安水準だったこともあり、株価指数先物取引の買い戻しが主導する形で、前日比22円98銭高と上昇に転じる場面もあった。その後は戻り待ちの売りが優勢となり、小幅安の水準でモミ合う展開だった。アジアの株式市場が軟調だったことや、外国為替市場のユーロ・円相場が円高に振れ、欧州売上比率の高い銘柄が売られたことも上値を抑える要因だった。

  24日の日経平均株価は前日比81円97銭(0.86%)高で反発、TOPIXは前日比7.69ポイント(0.94%)高で反発した。前日の米国株式市場でダウ工業株30種平均株価が下落したため軟調なスタートが想定されたが、ギリシャの財政緊縮5カ年計画の合意で警戒感が後退し、日経平均株価は前日比29円69銭高と買い先行でスタートした。   午前は小幅高水準でモミ合う展開となり、一時的に前日比マイナス圏に転じる場面もあった。しかし午後に入ると、株価指数先物取引が主導する形で、東日本大震災後の戻りが鈍いセクターを中心に買い戻しの勢いが増し、上昇幅を一時前日比98円35銭高まで広げ、6月1日以来となる9700円台に迫った。アジアの主要株式市場が堅調だったことも安心感につながった。終値ベースで見ると、日経平均株価は9678円71銭で6月1日(9719円61銭)以来の高値水準、TOPIXは833.20で6月1日(839.41)以来の高値水準だった。

  24日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均株価が前日比115ドル42セント(0.95%)下落、S&P500株価指数が前日比15.05ポイント(1.17%)下落、ナスダック総合株価指数が前日比33.86ポイント(1.26%)下落した。ギリシャ債務問題で、緊縮財政計画が議会で可決されない可能性などが意識された。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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