トヨタ、EV/PHV向けの充電スタンド:トヨタ販売店やショッピングモールに

2011年6月14日 16:53

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トヨタ自動車の電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)向け充電スタンド「G-Station」。普及型の「タイプA」。

トヨタ自動車の電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)向け充電スタンド「G-Station」。普及型の「タイプA」。[写真拡大]

  • トヨタ自動車の電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)向け充電スタンド「G-Station」。高機能型の「タイプB」。

 トヨタ自動車とIT事業子会社のトヨタメディアサービスは14日、電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)向けの充電スタンド「G-Station」を7月上旬から販売すると発表した。価格は29万4,000円から。

 同製品は、国内の主要EV/PHVに対応した200ボルトの充電スタンド。非接触型ICカードでの認証機能や、エネルギー消費を統合的にコントロールする同社の「トヨタスマートセンター」に接続する通信機能を持つ。

 設置者向けには利用者ごとの使用履歴の確認、使用回数や時間に応じた課金や、ポイント供与などの機能を備える。稼働状況を遠隔からモニターすることもできる。

 利用者向けの機能としては、同製品の所在地や空き状況をスマートフォンや携帯電話で確認することができるほか、充電完了時には通知をメールで受け取るこができる。

 また、トヨタのG-BOOK 対応ナビやスマートフォン向けの情報サービスsmart G-BOOKと連携しており、付近の「G-Station」をナビ地図上に表示することや目的地としてルート設定することができる。G-Stationの位置情報や空き状況は、オープンな情報として同社サービス以外にもデータを公開し、一般の地図情報サイトや、市販ナビにも掲載を認める方針。

 普及型のタイプAと、人感センサーや表示ディスプレイを搭載する高機能型のタイプBを販売し、価格はタイプAは29万4,000円、タイプBは47万400円。

 トヨタメディアサービスが全国のトヨタ販売店に販売するほか、ショッピングモールやファミリーレストランなどの集客施設にも販売を拡大していく方針で、2012年末までに約3,000台の販売を見込んでいる。

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