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【外国為替市場を検証:ユーロ・円相場】1ユーロ=115円近辺に円が上昇
【外国為替市場フラッシュ:6月6日~10日の週】
■材料出尽くし感が広がるなど強弱感が交錯
6月6日~10日の週の外国為替市場で、ユーロ・円相場は、一時1ユーロ=117円台後半に円が下落した後、週末10日には1ユーロ=115円近辺に円が上昇した。ギリシャに対する金融支援問題に加えて、ECB(欧州中央銀行)理事会後は、追加利上げ観測に関して材料出尽くし感が広がるなど、強弱感が交錯した。
ユーロ・円相場の1週間の動きを振り返ってみよう。前週末6月3日の海外市場では、米国の5月雇用統計を嫌気してリスク回避の動きが強まり、一旦は1ユーロ=115円90銭まで円が上昇した。その後、ギリシャに対する金融支援を巡る協議が前進したことを好感して、1ユーロ=117円50銭台に円が下落した。この流れを受けて、週初6日の東京市場でもユーロ買いが優勢となり、1ユーロ=117円20銭台~70銭台で推移した。
6日の海外市場では、一時1ユーロ=116円50銭台に円が上昇した。ギリシャ金融支援問題に関して、独政府報道官のネガティブな発言などでユーロ売り・円買いが優勢になった。
7日の東京市場では、ギリシャ金融支援問題での警戒感後退や追加利上げ期待などでユーロの買い戻しが優勢になり、一時1ユーロ=117円60銭台に円が下落した。7日の海外市場では、1ユーロ=117円40銭台~70銭台でモミ合う展開だった。トリシェECB総裁の発言などを材料に、ユーロ買いがやや優勢だった。
8日の東京市場では、1ユーロ=116円90銭台~117円70銭台で推移した。ECBによる追加利上げ期待とリスク回避の動きが交錯した。8日の海外市場では1ユーロ=116円30銭台に円が上昇した。翌9日のECB理事会とトリシェECB総裁の記者会見を控えて様子見ムードが強い中、ギリシャ金融支援問題でリスク回避の動きが優勢だった。
9日の東京市場では一時1ユーロ=117円40銭台に円が下落した。トリシェECBが記者会見で利上げに言及するとの期待で、ユーロ買いがやや優勢だった。
9日の海外市場では1ユーロ=115円90銭台に円が上昇した。ECB理事会では市場予想どおりに金利を据え置き、理事会後の記者会見ではトリシェECB総裁が「インフレの上振れ圧力を強く警戒する」と発言し、次回7月の理事会での利上げを示唆した。このため直後にはユーロが買われたが、追加利上げ期待は織り込み済みとして、材料出尽くし感が広がった。ギリシャ金融支援問題の先送り懸念もユーロ売りにつながった。
10日の東京市場では1ユーロ=115円70銭台~116円80銭台で推移したが、前日の海外市場の流れを受けてユーロ売り・円買いが優勢だった。10日の海外市場では一時1ユーロ=115円近辺に円が上昇した。リスク回避の動きが強まり、さらにユーロ売り・円買いが進んだ。
ユーロ・円相場については、方向感の出にくい状況となっている。9日のECB理事会では金利を据え置き、理事会後のトリシェECB総裁の記者会見では、次回7月の理事会での利上げを示唆したが、ほぼ市場の予想どおりの結果となり、材料出尽くし感が広がった。また、ギリシャに対する金融支援問題に関しては、引き続き各国の姿勢の違いが鮮明であり、期待と警戒感が交錯している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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