GM、航続距離延長型のEV「シボレー・ボルト」を日本初公開

2011年5月18日 17:46

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 ゼネラルモーターズ(GM)・ジャパンは18日、同日から20日までパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)にて開催される自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2011」で、E-REV(航続距離延長型電気自動車)「シボレー・ボルト」を日本初公開した。

 今回初公開されたE-REV(Extended Range EV:エクステンデッド・レンジEV)「シボレー・ボルト」の航続距離は、EV モードとエクステンデッド・レンジ走行モードの合計で379マイル(610km)。16kWh のリチウムイオン・バッテリー・パックと電動駆動ユニットから成るVOLTEC 駆動システムにより、外気温や走行状況などの条件に応じて25~50 マイル(40~80km)の電気走行が可能。さらに、1.4L ガソリンエンジンによるエクステンデッド・レンジ走行モードでは、満タンで344 マイル(553km)の航続距離の延長が可能だ。
 
 「昨今、電気自動車の実用化が注目されている中で、走行距離、公共充電スタンド等の社会インフラ整備を心配することなく、安心して走れる電気自動車がE-REV『シボレー・ボルト』である」と、同社は主張する。
 
 初公開にあたり、GMジャパンの石井澄人代表取締役社長は、「シボレー・ブランドは、日本の皆様にとっては、コルベットやカマロなど、スポーツ・タイプが馴染み深いですが、世界のグローバル市場においては、GM主流ブランドとして、アメリカの『パッション』と『自由』を兼ね備えたブランドとして、燃費の良い小型車からピックアップ・トラックまで、お客様の用途に応じ、幅広いラインアップをそろえています。この度、『シボレー・ボルト』の公開を通じ、日本の皆様にGMの最先端技術を知って頂き、また、シボレー・ブランドの構築につながることを期待しています」とコメントしている。

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