菅第二次改造内閣は、渡辺喜美みんなの党代表の言うとおり!?

2011年1月19日 14:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

菅改造内閣がスタートした。各紙の世論調査で内閣支持率は「微増」したようだが、「目玉商品」の与謝野馨氏の経済財政担当大臣起用については、半数が「評価せず」という厳しい結果が出た。それもそうだ。

菅改造内閣がスタートした。各紙の世論調査で内閣支持率は「微増」したようだが、「目玉商品」の与謝野馨氏の経済財政担当大臣起用については、半数が「評価せず」という厳しい結果が出た。それもそうだ。[写真拡大]

【「霞ヶ関発・兜町着」直行便】

★「廃材内閣」、民主党政権の「終わり」が始まった

  菅改造内閣がスタートした。各紙の世論調査で内閣支持率は「微増」したようだが、「目玉商品」の与謝野馨氏の経済財政担当大臣起用については、半数が「評価せず」という厳しい結果が出た。それもそうだ。衆院選の選挙区で破れ、政党枠の比例で復活当選した者が、その政党から除名されて新党(「たちあがれ日本」)を結成したが、一年もたたないうちに、「反民主」の旗を捨て、与党入りを仕掛け、為らないとなると今度は、一人入閣を果たすというのでは、この国広しといえども、誰一人として同情、賛成するものはいない。「20年間心血を注いできた、財政再建、社会保障制度改革に取り組みたかった」と、本気で言うなら、せめてバッジをはずし、一民間人となって「協力」でも何でもすればいい。それを、みすみす内閣の補強材として利用されるのを承知で入閣したのは、「政策への大義」という奇麗事では決してなく、一老政治家の猟官、保身である。見苦しいこと限りない。与謝野氏は選挙区ではすでに今期で引退とほのめかし、息子を後継に立てる準備を始めているとの声も聞こえる。何をか云わんやである。

  一方、割を食った海江田万里経済産業大臣も情けない。「不条理だ」とつぶやいたが、小選挙区で勝ち、民意を得たのに、敗者にまんまと内閣の要である経済財政担当大臣の椅子を追われたのである。ここは席を立って閣外に去ってこそ、政治家というものではなかろうか。党内雀の間では「ここで経産大臣を受けず辞任すれば、都知事選勝利間違いなしだったのに、海江田は勝負時を誤った」とも囁かれている。また、江田五月氏の法務大臣就任も異様である。三権の長からの大臣就任は前例がないわけではないが、参院議長時代、議院運営の不公正から、事実上の「不信任」を受けた人物。民主党内からは、菅内閣の急場と見て自ら強引に「売り込んだ」と揶揄されている。枝野幸男官房長官も先の参院選での惨敗の責任を足らないままの、「大昇格」には参院を中心に大反発が既に起こっている。国家公安委員長のポストも、旧民社党グループの田中慶秋議員で決まっていたが、「身体検査で」カネの問題が取り沙汰され、同グループの中野寛成議員に差し替えられたという。これでは、渡辺喜美みんなの党代表ではないが、まさに「廃材内閣」そのものである。

  どうやら、菅首相は与謝野氏を取り込んで、「社会保障政策の確立」「税制の抜本改革」そして「財政再建」と、与野党で協議し合意を得やすいと思われる政策課題を前面に立て、ねじれ国会を乗り切り、安定政権を樹立しようとの腹のようだ。だが、事はそう簡単にはいかない。野党は民主党に協力するためにあるのではない。民主党を打倒して、再び政権を奪取しようとしているのである。社会保障政策や消費税増税を通じて民主党政権の基盤と勢力を削ごうと虎視眈々である。ましてや、この間の「小沢問題」ではっきりした事は、民主党は「小沢・鳩山党」と「菅・仙谷(前原)・岡田・野田党」に分裂したことである。今は政権を握ってポストも仕事もあるから、形の上ではまとまっているが、予算案の議決が遅れ、4月の統一地方選で惨敗し、解散・総選挙が日程に上れば「瓦解」が始まること必定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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