【銘柄診断】ゲンキーは業績上方修正で増益転換し上場来高値を更新

　　福井県地盤の郊外型ドラッグストアを展開するゲンキー <2772> は、８７円高の１２９０円まで上げて、５２円高の１２５５円と６営業日続伸し、昨年５月につけた東証２部上場来高値１２１９円を更新している。前日４日大引け後に今６月期第２四半期（２Ｑ）累計・通期業績の上方修正を発表、通期純利益が、期初の減益予想から増益転換することが超割安修正買いを拡大している。

　　業績修正のうち６月通期業績は、期初予想より売り上げを１８億６１００万円、経常利益を２億５０００万円、純利益を１億３５００万円それぞれ引き上げ、純利益は、７億７０００万円（前期比１７％増）と続伸する。２Ｑにメガネドラッグストアを６店舗出店して、福井県、岐阜県での地域シェアを高めたことで、既存店の来店客数が２０．８％増と伸び、通期業績も、今後６店舗の新規出店を計画、客数増加と毎週月曜日から金曜日までのチラシによる日替わり販売効果も加わるとして上方修正した。

　　株価は、２部上場以来、１０００円台を下値に２００円幅のボックス展開を続けてきたが、業績増額でＰＥＲは５倍台と割安となる。上値拡大運動が続こう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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