【銘柄診断】住友金鉱は金先物価格が3週間ぶり高値も利益確定売りで反落

2010年12月30日 19:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■金価格の動向次第で、資源株人気が再燃する展開も

  住友金属鉱山 <5713> は30日、14円高の1444円と続伸する場面もあったが、その後は1月7日につけた年初来高値1490円を前に利益確定売りが先行し15円安の1419円と反落した。

  株価続伸は、前日29日の米国市場で、金先物(WTI)価格が一時、1トロイオンス=1414.9ドルまで上昇し、12月7日の時間外取引でつけた史上最高値(1429.4ドル)以来、約3週間ぶりの高値となったことを受けて関連思惑株買いが増勢となったことによるもので、新年相場も欧州の金融不安、中国の追加利上げなどの不透明要因が継続するなか、金価格の動向次第で同社に資源株人気が再燃する展開も想定される。

  同社は、菱刈鉱山などの金鉱山権益のほか、内外にニッケル・銅鉱山権益を保有する国内トップの資源会社で、なかでも金先物価格の上昇と業績動向の連動性が強く、今期もこの上昇とともに、今3月期第2四半期(2Q)累計業績、3月通期業績と相次ぎ上方修正した。

■先物商品全般に投機マネーが大挙流入

  2Q業績は、期初予想の金価格1トロイオンス=1050ドルを1195.4ドルと見直して上方修正し、通期業績は2Q実績の1211.1ドルが第3四半期以降に1300ドル、通期では1255.6ドルに上昇すると見込んで上方修正した。

  通期純利益は、期初予想の670億円から690億円(前期比27%増)に引き上げられたが、金価格の動向から再上ぶれ思惑も高まってくる。金価格だけでなく、銅、ニッケル、さらには大豆、コーヒーの穀物などの先物商品全般に投機マネーが大挙流入、「有事の金買い」も観測されていることから、同社株価を刺激することになろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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