旭硝子、Low-Eガラス製造能力を倍増

2010年11月2日 11:00

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記事提供元:エコノミックニュース

 旭硝子(以下、AGC) <5201> は、同社の鹿島工場(茨城県神栖市)で現在稼働しているLow-Eガラス製造設備に加え、約30億円を投じて新たに最新鋭コーティング設備を導入し、Low-Eガラス製造能力を倍増すると発表した。エコガラス(Low-E複層ガラス)の需要急増と高性能化・多様化ニーズに積極的に応えるため、2012年4月の稼働を目指す。

 近年の省エネ意識の高まりに加え、住宅エコポイント制度導入や省エネ法改正などから、より省エネ効果が高いエコガラスの需要が急増しているという。さらに今後は、エコガラス自体にも、より高い断熱性・遮熱性、クリアな視界の確保、様々なシーンに合わせた豊富なカラーバリエーション等、多様なニーズにあわせた性能向上とラインナップの拡大が求められている。

 そんな中AGCは、エコガラスを構成するLow-Eガラスについて、高性能のLow-Eコーティングが可能なスパッタリング法による10年以上の製造・販売実績を持ち、現在国内第1位のシェアを誇っている。今回は、今後のエコガラス需要の急増と多様化するニーズを見据え、最新鋭のコーティング設備を増設すること決定した。

 尚、稼働が開始されれば、新規設備単体では当初680万/年、既存設備と合わせると1300万/年と国内最大のコーティングが可能となる。
(編集担当:北尾準)

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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