ソフトクリエイトホールディングス、中間期は2桁増収・営業増益で計画上振れ、ECクラウド好調とIT事業拡大が寄与
(決算速報)
ソフトクリエイトホールディングス<3371>(東証プライム)は11月2日に27年3月期第2四半期累計(以下、中間期)連結業績を発表した。期初計画を上回る増収増益と順調だった。ECソリューション事業、ITソリューション事業とも順調に拡大し、人件費増加などを吸収した。そして通期の増収増益予想を据え置いた。ただし、中間期が計画を上回ったことを勘案すれば通期予想にも上振れ余地がありそうだ。事業環境は良好であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。なお立会外分売(分売予定株式数130万8000株、分売予定期間26年11月11日~26年11月13日)を発表した。株価は10月の年初来高値圏から反落したが、好業績を評価して戻りを試す展開を期待したい。
■27年3月期中間期は計画を上回る増収増益と順調、通期上振れ余地
27年3月期中間期の連結業績は売上高が前年同期比10.6%増の182億55百万円、営業利益が13.7%増の31億15百万円、経常利益が8.5%増の32億97百万円、親会社株主帰属中間純利益が8.4%増の20億26百万円だった。
期初計画(26年5月11日付の期初公表値、売上高178億40百万円、営業利益27億45百万円、経常利益29億65百万円、親会社株主帰属中間純利益18億15百万円)を上回る増収増益と順調だった。ECソリューション事業、ITソリューション事業とも順調に拡大し、積極的な人材育成投資や事業拡大投資に伴う人件費の増加などを吸収した。
ECソリューション事業(ECサイト構築パッケージ「ecbeing」、ECクラウドサービス「メルカート」、ビジュアルマーケティング「visumo」等)は、売上高(外部顧客への売上高)が11.3%増の97億62百万円、経常利益(全社費用等調整前)が0.7%減の22億61百万円だった。売上高の内訳はECサイト構築が9%増の63.3億円、デジタルマーケティングが1%減の17.8億円、ECクラウドサービスが43%増の16.4億円だった。なお売上総利益は9.8%増の41.5億円となり、売上総利益率は42.5%で0.6ポイント低下した。
ITソリューション事業(自社開発クラウドサービス「SCクラウド」、ワークフローシステム「X-point Cloud」「AgileWorks」等)は、売上高が9.8%増の84億93百万円、経常利益が18.9%増の16億07百万円だった。売上高の内訳はセキュリティ・インフラ構築が7%増の36.5億円、ITパッケージが16%増の11.7億円、ITクラウドサービスが9%増の19.9億円、IT機器が13%増の16.7億円だった。売上総利益は15.4%増の33.6億円となり、売上総利益率は39.6%で1.9ポイント上昇した。
全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が85億83百万円で営業利益が11億94百万円、第2四半期は売上高が96億72百万円で営業利益が19億21百万円だった。
通期の連結業績予想については前回予想(26年5月11日付の期初公表値)を据え置いて、売上高が前期比7.6%増の370億円、営業利益が1.5%増の63億円、経常利益が0.1%増の65億50百万円、そして親会社株主帰属当期純利益が0.6%増の42億円としている。配当予想も据え置いて前期と同額の62円(第2四半期末31円、期末31円)としている。予想配当性向は37.4%となる。
セグメント別計画は、ECソリューション事業の売上高が10%増の199.2億円(内訳はECサイト構築が10%増の132.8億円、デジタルマーケティングが10%増の39.8億円、ECクラウドサービスが9%増の26.6億円)で売上総利益が10%増の85.6億円(売上総利益率は横ばいの43.0%)、ITソリューション事業は売上高が5%増の170.7億円(内訳はセキュリティ・インフラ構築が11%増の78.9億円、ITパッケージが11%増の22.8億円、ITクラウドサービスが9%増の40.8億円、IT機器が16%減の28.0億円)で売上総利益が5%増の65.6億円(売上総利益率は0.2ポイント上昇して38.4%)としている。
小幅ながら増収増益予想としている。26年3月31日付で株式を取得したメグリののれん償却費の計上、セキュリティ対策費の増加、製品機能強化のための開発費の増加、知名度向上のための広告宣伝費の増加などがあるものの、ECソリューション事業、ITソリューション事業とも順調に拡大してコスト増加を吸収する見込みだ。ただし、中間期が計画を上回ったことを勘案すれば通期予想にも上振れ余地がありそうだ。事業環境は良好であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。
■株価は戻り試す
株価は10月の年初来高値圏から反落したが、好業績を評価して戻りを試す展開を期待したい。11月2日の終値は2058円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS165円75銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の62円で算出)は約3.0%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS991円53銭で算出)は約2.1倍、そして時価総額は約567億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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