アトピーの画像を共有化 「アトピヨ」アプリが2000ダウンロード突破

2018年11月14日 20:49

印刷

「アトピヨ」アプリ特徴 (画像:アトピヨ発表資料より)

「アトピヨ」アプリ特徴 (画像:アトピヨ発表資料より)[写真拡大]

 アトピー性皮膚炎の画像を共有することで治療に活用できるiPhoneアプリ「アトピヨ」が好調だ。リリースされてから3カ月が経過した14日現在で2000ダウンロードを突破。アトピーの患者は600万人ほどとなっており、その治癒に大きな助けとなるアプリが普及しそうだ。

【こちらも】京大ら、かゆみを対象としたアトピーの新たな治療薬開発

 「アトピヨ」は千葉県在住のRyotaro Ako氏が開発。アトピーの発症している患部の写真を撮ることで、発症部位ごと、時系列ごとに画像を管理することが可能だ。文字ではなく画像で管理することで、皮膚科を受診した際に医師に説明がしやすいというメリットがある。

 撮った画像は匿名にてクラウド上に保存される。画像をクラウド上で共有することで同じ症状の人との情報交換もできるため、医師には相談できない生活の悩みの解消にもつながりうる。また無料で利用できるうえに広告は表示されないため、使い勝手という面でも利点がある。

 患部だけではなく、薬剤の写真も投稿できる。他の利用者がどの症状にどのような薬を使っているのか、ここでも情報交換ができる。画像を用いることでどの薬を用いればいいのかすぐにわかるというのも長所と言えるだろう。

 開発者であるRyotaro Ako氏自身も幼少期にアトピーに悩まされていた。プログラミングを学び、薬剤師である妻と協力し、「アトピヨ」のリリースにこぎつけた。

 Ryotaro Ako氏は「アトピーは、24時間寝てる間も痒みは続き、人目に触れることからメンタルにも大きく影響する。本アプリは、アトピーを発症し悩んでいる方々が、(1)治療を自分でコントロールし、(2)お互いの情報を交換し合う場となり、早期回復のサポートになることを目指す」と述べている。

 日本アトピー協会の調べによれば、日本には600万人のアトピー患者がいるという。2016年の厚労省の調査によれば、幼少期(4カ月〜6歳)のアトピー性皮膚炎の発症率は12%前後。 Ryotaro Ako氏は「600万人の10%である60万人のユーザーに使われるアプリを目指す」と語っている。(記事:藤原大佑 ・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事