業務用空調機の室内ユニット「てんかせ4方向」ユーザーにIoTを活用した会議室管理サービス「exiida(エクシーダ)会議室管理」の提供を開始

プレスリリース発表元企業:日立グローバルライフソリューションズ株式会社

配信日時: 2020-02-25 11:00:00

日立グローバルライフソリューションズ株式会社(取締役社長:谷口 潤)は、日立業務用空調機室内ユニット「てんかせ4方向(*1)」とIoTを活用した、「exiida(エクシーダ)(*2)会議室管理」のサービス提供を2020年4月1日から開始します。「てんかせ4方向」ユーザーに、会議室などの予約に加え、在室状況の把握、および予約の残り時間をお知らせする予鈴機能を備えた高機能な「会議室管理」システムを、導入が手軽なサブスクリプション方式で提供します。

(*1) 日立パッケージエアコンてんかせ4方向タイプ室内ユニット2014年発売(RCI-AP*K5)以降の製品に対応しています。
(*2) 「exiida」とは「ex(拡張)」「internet(インターネット)」「individuality(個性)」「data(データ)」を組み合わせた造語で、日立の空調・冷熱システムをインターネットにつなぎ、新しい価値の創造にチャレンジするコンセプトを表しています。




■開発背景
政府主導で推進している「働き方改革」の取り組みの一つとして、職場の非効率な業務プロセスの見直しが挙げられています。そこで、弊社は会議室の空き室確認や予約など、会議室管理業務の効率化について着目しました。
会議室のほぼ中央の天井面に設置される「てんかせ4方向」の特長を生かし、コーナーパネルに在室を検知する人感センサーと予鈴機能を実装することで、会議室の有効な活用、および会議時間管理のサポートが可能となり、会議室管理業務の効率化を提供していきます。


■「exiida会議室管理」システム構成
[画像1: https://prtimes.jp/i/27680/76/resize/d27680-76-195835-0.png ]

このシステムは株式会社WHERE(本社:東京都千代田区、代表取締役:丸田 一)が提供するBluetooth通信を使ったIoT専用LAN「EXBeacon(R)プラットフォーム(*3)」を活用することで、通信用配線工事をなくし、省工事・省コスト化を可能にしています。上記システム構成以外に、ゲートウェイ(EXGateway(R))(*4)、中継器(EXBeacon(R))(*4)、LTEルーター(いずれも弊社よりの貸与品)、およびインターネットに接続できるパソコンなど(現地準備品)が必要です。


(*3) EXBeacon(R)プラットフォームは、Bluetoothを利用したメッシュネットワークで実現され、モノ同士を結ぶネットワークを簡単に構築することが可能です。
(*4) EXGateway(R)・EXBeacon(R)は、株式会社WHERE製であり、登録商標です。


■てんかせ4方向「会議室管理用パネル」(型式:EXB-MRH1)
[画像2: https://prtimes.jp/i/27680/76/resize/d27680-76-521561-1.png ]

(*5) 「てんかせ4方向」用化粧パネル(標準タイプ)に取り付けます。高湿度対応標準パネル、フィルター自動清掃用パネル、昇降グリル付きパネル、高湿度対応昇降グリル付きパネル、およびオイルガードフィルタ専用パネルには使用できません。


■「exiida会議室管理」の特長
1. 会議室管理用の専用端末が不要
インターネットに接続したWebブラウザで操作するため、専用端末は必要ありません。外出先からでもタブレットやスマートフォンなどのさまざまな端末から、簡単に会議室の予約状況・在室状況の確認、予約操作が行えます。

2. 自動キャンセル、予鈴機能により、使いやすい会議室管理を提供
不在時自動キャンセル機能により、会議室の予約の取り消し忘れなどによる「空予約」の解消を図ります。これにより、利用していない会議室が明確となり、会議室を利用したい使用者の予約を受付けられるなど、会議室が有効に活用できます。また、会議室利用時間に合わせて音や光で予約終了時間をお知らせする予鈴機能により、会議の時間管理をサポートいたします。

3. 会議室の稼働率状況などの分析
会議室の予約率や、その予約に対する稼働率を分析することが可能です。会議室の有効な運用方法や、会議室のレイアウト変更などの計画に反映できます。

4. 会議室内での新たな電源工事は不要
「会議室管理用パネル」の据え付けは、てんかせ4方向のコーナーパネルとの交換と、制御基板への電源接続で完了するため、新たな電源工事は不要です。また、会議室管理用パネル間、およびゲートウェイ間は無線通信を行うため、通信に係る工事も最小限で済みます(*6)。

(*6) ただし、電波の状況に応じて設置する中継器や、インターネット接続のためのゲートウェイ・LTEルーターにはAC100V電源が必要です。


■ニュースリリース全文はこちら
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2020/02/0225.pdf


■本件に関するお問い合わせ先
日立グローバルライフソリューションズ株式会社 空調事業統括本部
空調システムエンジニアリング事業本部 企画部 IoT推進グループ [担当:齋藤]
〒105-8410 東京都港区西新橋二丁目15番12号 日立愛宕別館
電話 03-3506-1648(直通)

以上

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