“ビジネスをテーマとした疑似起業体験ゲームで精度の高い評価を出力”未公開特許を利用した多人数同時参加ゲーム型教育ソフトの試作に成功
配信日時: 2013-03-29 12:00:00
福井大学産学官連携本部(竹本 拓治准教授)は、2013年3月29日、デジタルゲームの新たな教育利用となる「操作者の行動を高精度分析できるゲーム型教育ソフトの試作」に成功しました。同ソフトウェアは、プログラム構築についてXcreed(後藤 真毅代表)が受注し、開発されました。
福井大学産学官連携本部ホームページ:
http://www.hisac.u-fukui.ac.jp/
■ソフトウェア開発の背景
本ソフトウェア試作の発想は、竹本 拓治准教授が京都大学中核的研究機関研究員として研究に従事していた2009年に遡ります。当時、京都大学より「2009年度VBL若手研究助成」を受け金融教育システムの開発研究を行い、その成果報告会にて優秀賞に選ばれました。同氏が福井大学に着任した後は、2011年度より「中山隼雄科学技術文化財団」と「科学技術融合振興財団」より研究助成を受け、2012年度は「福井大学ILF試作開発事業助成」に採択されて現在に至ります。
■「操作者の行動を高精度分析できるゲーム型教育ソフトの試作」概要
同ソフトウェアはビジネスをテーマとした疑似起業体験ゲームという形をとります。商売のコンセプト作りならびに資金調達からスタートし、他プレイヤーとの市場競争を行う中で、操作者の経営に関する入力情報を分析し、ゲーム終了時に結果を出力します。
先行特許では、入力される様々な情報(氏名や年齢、生年月日等)に基づいて、情報入力された対象者同士の相性を診断する技術が存在します。しかし分析結果の精度は十分なものではなく、結果に基づいたアドバイスと、操作者との関係性が一致するものとはいえませんでした。
試作されたソフトウェアは、未公開特許「分析システム、分析方法及び分析プログラム」(国内出願番号:特願2011-206072、出願日:2011年9月21日、出願人:国立大学法人福井大学、発明者:竹本 拓治)に基づき、多人数同時対戦型のゲームを行う中で、先行技術では成し得なかった「操作者に関係性のある精度の高い評価結果の出力が可能になる」点が特徴です。
■今後の展望
2013年度は、各種パラメータやグラフィックの調整、ならびにバグのチェックを経て、実際に同氏の大学における授業で運用される予定です。将来的には大学教育内に閉じることなく、小学校から高等学校、社会教育へのへの広がりや、同技術を産業界に移転し、新たなシリアスゲームの形態として、ゲーム産業における新市場の開拓に貢献することを目指しています。
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提供元:@Press
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