AI潅水施肥システムのゼロアグリ 新たにナシ、ブドウの試験栽培を開始

プレスリリース発表元企業:株式会社ルートレック・ネットワークス

配信日時: 2019-09-10 13:00:00

株式会社ルートレック・ネットワークス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:佐々木 伸一、以下 ルートレック)の開発するAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」は、新たに果樹のナシ、ブドウの試験栽培を今年度より開始いたしました。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/193002/LL_img_193002_1.jpg
ブドウハウス(茨城県立農業大学校)


【概要】
AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」は、AIを活用し農作物の成長に必要な最適な水分量を算出し、水やり、肥料やり作業を自動化するスマート農業システムです。全国196台の導入実績(2019年8月末時点)があり、トマトやキュウリ、イチゴなどの果菜類を中心に導入が進んでまいりました。昨年よりレモンやマンゴーなどの果樹栽培においても実証実験を始めておりましたが、今年度より新たにナシとブドウ栽培における試験活用が始まりました。

ナシの根圏制御栽培(茨城県立農業大学校)
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ブドウ圃場(栃木県農業試験場 果樹研究室)
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ブドウの盛土式根圏制御栽培(栃木県農業試験場 果樹研究室)
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現時点の導入効果としては、潅水作業の省力化(例えば茨城県立農業大学校のブドウハウスにおいては、夏場では1日に40~50分の潅水を5回やっていたのが、ほぼ自動化された)や、養水分管理による土の中の状態の見える化等が挙げられます。一方で、樹ごとの個体差に対応する適切な潅水量の調整などは、今後の課題として挙げられます。

ルートレックの代表取締役社長 佐々木 伸一は、今後の果樹栽培におけるゼロアグリの展開について、以下のように述べています。
「高齢化が進む今、新たな担い手を育成するためにも、これまで経験と勘で行ってきた栽培技術を体系化し伝承していく必要があります。果樹栽培は、栽培技術が複雑化しており、これまでスマート農業技術があまり発展してきませんでした。ゼロアグリの改善と展開により、今後日本の果樹栽培の課題解決を図り、そしてアジアにおける果樹栽培へと発展していきたいと思います。」


【株式会社ルートレック・ネットワークスについて】(詳細: http://www.routrek.co.jp/ )
2005年の創業以来、黎明期よりIoT技術の研究開発に取り組み、産業機器、ヘルスケア機器など様々な業界にIoTソリューションを提供してきました。2010年に総務省の広域連携事業にて農業の見える化プロジェクトを実施したことを契機にスマート農業事業に参入し、2013年からAI潅水施肥システム「ゼロアグリ」を販売しております。

(主な受賞歴)
2018年2月 第4回日本ベンチャー大賞(農業ベンチャー賞 農林水産大臣賞)受賞
2018年6月 経済産業省よりJ-Startup企業に選出
など多数


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