写真との新たな出会いの場『#005 PHOTO Playground』

プレスリリース発表元企業:株式会社アマナ

配信日時: 2019-01-28 17:00:00

IMAとGinza Sony Parkが提供する写真との新たな出会いの場

さまざまなビジュアルコミュニケーション事業を展開する株式会社アマナ(本社:東京都品川区、代表取締役社長 進藤博信、以下「アマナ」)のIMAプロジェクトは、この度、Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)において、“写真”の可能性を広げ、見るだけでなく新たな発見や体験ができるアートフォトの立体展示『#005 PHOTO Playground』をキュレーションします。



[画像1: https://prtimes.jp/i/40283/7/resize/d40283-7-302419-0.jpg ]


 『#005 PHOTO Playground』~写真と出会う、写真と遊ぶ~は、年間を通して、驚きや遊び心を感じる体験型イベントやライブプログラムを実施しているGinza Sony Parkの実験的プログラムの第5弾です。「変わり続ける公園」をコンセプトとするGinza Sony Parkとのコラボレーションを通して、IMAのコンセプト“LIVING WITH PHOTOGRAPHY”(写真のある豊かな暮らし)を体感していただく機会を創出し、“写真”との新たな出会いと遊び方を提案します。


▼開催概要
『#005 PHOTO Playground』
~写真と出会う、写真と遊ぶ~

会 期: 2019年2月1日(金)~3月3日(日) ※地下3階は2月27日(水)まで
時 間: 10:00~20:00
会 場: Ginza Sony Park GL/地上フロア、B1/地下1階~B3/地下3階
     https://www.ginzasonypark.jp/access/
入場料: 無料
問合せ: TEL/ 03-3740-0303(IMAプロジェクト/株式会社アマナ)、E-Mail/ imagallery@imaconceptstore.jp
URL: https://www.ginzasonypark.jp/release/20190128/
主 催: Ginza Sony Park
キュレーション: IMAプロジェクト/株式会社アマナ
※混雑時やシステムメンテナンスの際は、ご体験いただけないこともありますので、予めご了承ください。
※上記は予告なく変更となる場合があります。

 多くの人が写真をSNSで共有し、共感し合うことが日常化している一方、世代を超えてアナログ写真の価値が再評価されるなど、写真の楽しみ方が多様化しています。

 各フロアに集う国内外で活躍するアートフォトグラファーの作品は、Ginza Sony Parkにデザインされた“余白”を活用し、“公園”に相応しいコンセプトや仕掛けが施されています。地上フロアには、パリを拠点に活動するグラフィックアーティストのダミアン・プーランによる、高さ約4mの巨大な猫の彫刻「猫も杓子も/Catgrapher」(2018)を設置。“人が動物の写真を撮る“という日常の構図を逆手に取って、猫が人の写真を撮ることで感じる新たな感覚を体験できます。撮影された写真は、スマートフォンにダウンロードして持ち帰ることができます。

 また、水を湛えた池を設置し、その中に写真家・鈴木理策の「Water Mirror(水鏡)」(2017)を展示する公園らしい作品も登場するなど、額装写真という既成概念から大きく逸脱し、Ginza Sony Parkの空間にふさわしいユニークな立体展示や大型展示の形で提示され、身体的な鑑賞体験をもたらします。他にも、写真をメディアとする旬なアーティストたちの実験的でユニークな作品が一堂に介します。随所に散りばめられた体験型の作品は、全ての世代の方に楽しんでいただける展覧会です。

 私たちにとってより身近な存在となっている“写真”。 『#005 PHOTO Playground』では、“写真”が持つ可能性や自由度に着目し、写真の可能性を広げ、写真と遊べるプログラムとなっています。

▼作品紹介
※リリース直下をご覧ください。

▼IMA(イマ)プロジェクト
“LIVING WITH PHOTOGRAPHY”をテーマに、アートフォトのある豊かな暮らしを提案する“IMAプロジェクト”は、“写真をゆっくり読む雑誌”をコンセプトとした季刊誌「IMA」から始まった、マルチメディア型の情報発信プロジェクトです。雑誌では、写真界の巨匠から現代の若手写真家まで、世界中のアートフォトの魅力をさまざまな切り口でご紹介。2016年からは英語版の刊行を開始した他、連動するウェブサイト「IMA ONLINE(https://imaonline.jp/)」では、世界的に活躍する日本人写真家とその作品をアピールしていくサイトとして運営、ギャラリーでの展示やアーティストマネジメント、アートフェスティバルのディレクションなどを手がけてきました。IMAは、アートフォトによって生活をより豊かにするためのさまざまなコンテンツをボーダーレスに提供するメディアです。

昨年は、長野県の御代田町において、屋内外立体展示を楽しめるアート写真の祭典「浅間国際フォトフェスティバル」(プレ開催)のキュレーションを初めて手がけました。今回の展示には、御代田町で見せた作品も一部ご紹介します。


  ~「ビジュアルコミュニケーションで世界を豊かにする。」アマナは、今年、40周年を迎えます~


株式会社アマナ 会社概要
代表者  : 代表取締役社長 進藤博信
所在地  : 東京都品川区東品川2-2-43
設 立  : 1979年4月
資本金  : 10億9,714万円
証券コード: 東証マザーズ2402
売上高  : (連結)217億52百万円 ※2017年度12月期実績
従業員数 : (連結)1,022名 ※2019年1月1日現在
事業内容 : ビジュアルコミュニケーション事業
URL   : https://amana.jp/


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【作品紹介】

『#005 PHOTO Playground』
~写真と出会う、写真と遊ぶ~


■GL/地上フロア
1.ダミアン・プーラン / 「猫も杓子も/Catgrapher」(2018)


ソニーパークの地上1階には、フランスのグラフィックアーティスト、ダミアン・プーランによる約4mに及ぶ巨大な猫の彫像が登場。ステージ上に登った来場者の写真を撮ってくれる体験型のオブジェです。本来は人間に撮影される側の猫がカメラを構え、はるか上部から見下ろしてニヤリと不敵に笑う姿、そして「猫も杓子も」というタイトルには、一億総カメラマンの時代への皮肉が込められています。撮影されたデータはQRコードでスマートフォンに転送され、持ち帰ることができます。

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■B1/地下1階
2.小池健輔(Kensuke Koike) / 「Ikebana」(2018)


地下1階に点在するのは、不思議な顔のオブジェの数々。これは、蚤の市で集めた古いポートレートのポストカードの顔のパーツだけを切り抜き、立ち上げたもの。さらに元々のサイズの数十倍にも拡大され、全くの別物に生まれ変わった写真群には「生け花」という名がつけられています。ヴェネツィア在住の小池健輔は、写真を加工し、ちょっとしたズレを生じさせることで私たちのモノの見方を変え、ありふれた既存のモノの価値を変えてしまう作家です。ユーモアとシュールさを備えた作品は、instagramでも人気を集めています。

[画像3: https://prtimes.jp/i/40283/7/resize/d40283-7-969048-2.jpg ]



■B2/地下2階
3.鈴木理策 / 「Water Mirror」(2017)


池の中を覗くと、そこにはもう一つの池。今回、公園をテーマにした会場には実際に水を湛えた池を設置し、その中に鈴木理策の「Water Mirror(水鏡)」を展示。木立に囲まれた湖や睡蓮の浮かぶ池など水面に映り込む風景を捉えたイメージは、どこまでが実像でどこまでが虚像かがわからなくなる曖昧で不思議な世界を見せてくれます。桜や雪、山、池など様々な自然をモチーフにすることも多く、一貫して「見ること」を追求しながら写真作品を制作して来た作家の真骨頂とも言える作品を、水の中に沈めるという額装写真とは異なる提示の仕方で新たな視覚体験を提示します。

[画像4: https://prtimes.jp/i/40283/7/resize/d40283-7-981484-3.jpg ]



4.関健作 / 「GOKAB」(2017)


公園といえば、公衆トイレ。地下二階の会場のトイレを模した扉を開けると、中の壁には写真の上にグラフィティが施された作品が現れます。これは2007年から3年間、ヒマヤラの麓の小国ブータンの小中学校で教鞭をとった関健作が、現地の若者たちの日常を追ったもの。独自の文化を守り、「国民総幸福量」を追求するブータンは、時の止まったおとぎの国のようなイメージで知られていますが、実際には近代化が進み、他の都市と同様、街にはヒップホッパー達がいます。私たちの勝手なイメージを裏切るギャップに溢れた作品からは、彼らの社会に対するメッセージを読み取ることができます。

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5.本城直季 / 「small planet /Yoyogi park」(2007)


大判カメラのアオリを利用し、あえて被写界深度の浅い写真を撮影することで、現実の風景をあたかも人の手で制作したミニチュアのジオラマのように見せる写真家・本城直季。リアルな公園を撮影したはずの2枚の写真ですが、その中では、心地よい都会のオアシスの中で思い思いに時間を過ごす人々はまるで人形のように見えます。カメラを通すことで、現実は非現実の世界になってしまう不思議な体験がもたらされるのですが、今回の2mを超える写真展示では、より一層その醍醐味が感じられることでしょう。

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6.木藤富士夫 / 「公園遊具」(2015)


タコ、巨大な靴、パンダ、恐竜、スフィンクス……まっ暗闇の中に怪しく佇む異様なオブジェの数々。これは、日本全国の公園の中に置かれた遊具です。日常では子供たちが楽しく遊ぶはずの公園遊具ですが、木藤富士夫はあえて夜間にライトを当てて撮影。こうして制作された一枚の写真からは、日中に見たときは感じられないオブジェのもつ異様さと共に、脈絡のないモチーフを突然公園に置いてしまう日本人の独特のセンスとそこに漂うナンセンスなユーモアが溢れ出します。

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7.小林健太 / 「REM」(2018)


夜の公園をイメージした灰色の芝生の上では、ミレニアル世代を代表する写真家・小林健太によるVR作品が体験できます。幼少期からお絵描きはパソコンで、写真の初体験はプリクラと言うポストデジタルに生まれた小林は、普通に撮影したスナップショットの上にレタッチソフトを駆使してドローイングを施したり、画面を歪ませたりしながら制作します。今回のVRは、CGの水面の上に次々と現れる小林の作品を鑑賞しながら前に進んでいくもの。仮想都市空間を回遊するようなヴァーチャル体験からは、新時代の写真の可能性が感じられるはずです。

[画像8: https://prtimes.jp/i/40283/7/resize/d40283-7-999919-6.png ]



■B3/地下3階 ※2月27日(水)まで
8.小山泰介 / 「RAINBOW VARIATION」(2017)

東京の自動販売機に掲示された虹色のポスターを接写したカラフルな作品は、「人工物としての虹の写真」を自然現象の力やデジタルデバイスの操作によって変化・変換させ、反覆的に新たなヴァリエーションを生成しながら、写真の決定不可能性とイメージの生成可能性を探求したもの。小山泰介はこれまでにも、雨や雪によるイメージの物理的な変化や、波紋によるイメージの光学的変化、超高解像度デジタルカメラの意図的な誤用による疑似多重露光や、色の最小単位の拡大生成など、自然とデジタルの可能性を追求しています。
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9.藤原聡志 / 「Untitled」(2019)
メディアが変わること、スケールが変わることがイメージにどれだけ作用するか、そして現代の情報がどう操作されているかを追求し、ターポリンと呼ばれるビニール素材を用いて即興的な大作インスタレーションで見せる藤原聡志。被写体のモチーフそのものは社会的な問題に深くコミットしながらも、極端に拡大され形が歪められることで、イメージが本来持っていた固有名詞や意味は完全に奪われ、鑑賞者に全く異なるメッセージを連想させます。今回は駐車場に連なる階で、パトカーと馬をモチーフにした新作を展開します。
[画像10: https://prtimes.jp/i/40283/7/resize/d40283-7-188602-11.jpg ]



以上、9人の作家による作品に加えて、天井のカメラで参加者が撮影された写真を元に、スケールが変化していくオリジナル動画をスマートフォンでシェアできる体験型作品「Photo in the park」を展示します。

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