ドイツ発の新たなイノベーション:Graforceが廃水から環境配慮型の燃料を生産

プレスリリース発表元企業:Graforce

配信日時: 2018-10-19 09:00:00

ドイツ発の新たなイノベーション:Graforceが廃水から環境配慮型の燃料を生産

ドイツ発の新たなイノベーション:Graforceが廃水から環境配慮型の燃料を生産

(ベルリン)- (ビジネスワイヤ) -- ベルリンに拠点を置く技術企業Graforceが独自の技術Plasmalysisを発表しました。Plasmalysisは、産業廃水から高効率で水素を生産して資源を節約するものです。バイオガスに混合して生産する水素富化圧縮天然ガス(HCNG)はコスト効率が高く、環境に負担をかけず、発電・発熱も行う車両用燃料となります。本技術は廃水の汚染物質を有益なエネルギーに変換するだけではなく、排出物(CO2、CO、HC)を30~60パーセント削減します。窒素酸化物の排出量も最大60パーセント削減します。Graforceの提携先には自動車メーカーのアウディやBerliner Wasserbetriebeが含まれます。

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ベルリンのアドラースホフに位置するGraforceのplasmalysis実証プラント(写真:ビジネスワイヤ) ベルリンのアドラースホフに位置するGraforceのplasmalysis実証プラント(写真:ビジネスワイヤ)

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ベルリン実証プラントの本日の開所式において、Graforce創設者のJens Hanke博士は次のように述べています。「当社が開発した技術は、廃水を浄化して、排水から低コスト・低排出の燃料を生産できます。これにより当社は、大気汚染および廃水処理という、2つの喫緊の問題を一度に解決することに貢献します。」

コスト効果が高く低排出の燃料

Graforceは、ベルリンの実証プラントでplasmalysisプロセスを使用して水素を生産します。本プロセスは電力を使用してバイオガス工場、下水処理場、各種工場からの廃水を酸素と水素に分解します。水素をバイオガスと混合して生産するHCNGは、天然ガス自動車やブロックヒーティング、ガス発電所の燃料として使用できます。廃棄物として残るのは浄化水と酸素のみです。Plasmalysisプロセスを使用した水素生産は、従来のプロセスより50~60%安価です。

アウディがe-fuelのメタン生産で廃水利用を試験

ドイツの自動車メーカーのアウディも長年にわたり、代替合成燃料への依拠を約束・実践してきました。e-fuelの生産における最大の課題の1つは、バイオガスプラントから発生する廃水で、高コストの洗浄や廃棄が必要です。アウディのe-fuelプラントにplasmalysis技術を導入することで、廃水を水素生産に再利用すると同時に浄化することができ、アウディのシステムの効率を高めることが可能です。アウディの再生可能燃料プロジェクト管理部長でAudi Industriegas GmbHの最高経営責任者(CEO)のHermann Pengg博士は、「Graforceのplasmalysisは、低排出燃料の生産に大きく貢献すると同時に、バイオガスプラントやパワーツーガスプラントの経済性と効率性を高めます」と説明しています。

詳細情報:www.graforce.com

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連絡先
Graforce GmbH
Dr. Jens Hanke
Phone: +49 30 - 63 2222-110
hanke@graforce.de
or
Fink & Fuchs AG
Claudia Hering
Senior Account Manager
Phone: +49 30 2639917-10
graforce@finkfuchs.de

プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ