IFR見通し:日本が世界のロボット供給量の52パーセントを提供

プレスリリース発表元企業:International Federation of Robotics

配信日時: 2017-11-28 07:05:00

IFR見通し:日本が世界のロボット供給量の52パーセントを提供



(独フランクフルト & 東京)- (ビジネスワイヤ)-- 日本は世界的に優勢な産業用ロボット製造国です。2016年に日本のサプライヤーの生産能力は、過去最高レベルの15万3000台を記録しました。現在、日本のメーカーは世界の供給量の52パーセントを提供しています。これらは、国際ロボット連盟(IFR)が2017年11月29日〜12月2日に東京で開催する国際ロボット展(iREX)に先立って公表した結果です。

国際ロボット連盟(IFR)の議長を務めるジョー・ジェンマ氏は、次のように述べています。「日本は高度にロボット化された国で、ロボットでさえロボットが組み立てています。日本のロボットの売上高は、2016年に10パーセント増加して約3万9000台に達し、過去10年間で最高レベルに達しました。」

日本の高輸出比率

日本は2016年に、3090億円(約27億米ドル)相当の価値の計11万5000台近い産業用ロボットを輸出しました。これは1年間当たりの輸出量として過去最高で、群を抜いています。輸出比率は2011〜2016年にかけて、72パーセントから75パーセントへと増加しました。北米、中国、韓国、欧州が攻略上の輸出先でした。国内市場も2009年の金融危機から堅調に立ち直り、2006年(3万7000台)以来最高レベルの3万9000台に達しました。

日本では産業用ロボットの最大の対象市場は自動車業界で、全供給量で36パーセントのシェアを占めています。自動車メーカーが購入した産業用ロボットは、2015年と比べて48パーセント増加しました(2016年:5711台)。日本の自動車メーカーは海外、特に中国とその他のアジア諸国、そして米国やメキシコでますます生産施設を拡張しています。

2015年に電気・電子機器業界向けロボットが目覚ましい成長(1万1659台)を遂げた後、2016年に7パーセント減少しました。しかし、当業界は海外の生産施設に投資することを選びました。チップ、ディスプレー、センサー、バッテリー、その他の技術(コネクテッドインダストリー)への需要が増えるため、ロボットへの投資が継続される見通しです。

2020年に向けた日本の見通し

IFRは、日本ロボット工業会(JARA)の見積もりを基に、2017年は国内の設置台数が約10パーセント増加すると予測しています。日本での景気回復が続けば、2018年から2020年にかけてさらに、年平均で約5パーセント成長する可能性があります。

IFR:https://ifr.org/ifr-press-releases/

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。





businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20171127005137/ja/

連絡先
Press
econNEWSnetwork
Carsten Heer, +49 (0) 40 822 44 284
newsroom@econ-news.com

プレスリリース情報提供元:ビジネスワイヤ