昔から住む人の「思い出」と、新しく住む人の「知りたい」をつなぐ

プレスリリース発表元企業:千葉稲毛ビール合同会社

配信日時: 2026-10-26 12:07:26

地域のビール屋が1年間歩いて集めた600件超のメモを2時間に編集/第2回「イナゲクエスト ~Past to Future~」2026年11月14日開催



千葉稲毛ビール合同会社(千葉県千葉市稲毛区、代表社員:岡村拓寛)は、2026年11月14日(土)、直営ブリューパブ「いなびや 千葉稲毛ビール醸造所」で、「第2回イナゲクエスト ~Past to Future~」を開催します。
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「イナゲクエスト」は、地域の歴史を覚えるための講座ではありません。目標はもっと身近なところにあります。
昨日まで何気なく歩いていた道や街並みが、少し違って見えるようになること。そして、自分が暮らしている町を「思っていたより面白いな」と感じてもらうこと。
第1回は2026年4月、ドンツキ協会さんと地図ラーの会さんのご協力により、ドンツキ(行き止まり)、地図上の違和感など、普段見過ごしているものに注目しながら実際に稲毛の町を歩きました。「視点が少し変わるだけで、そこにあるものが違う意味を持ち始める」ことをテーマの一つにした企画です。
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第1回の様子

第2回となる今回は、「いなげ散歩」開始1周年の特別企画として、あえて町を歩かず座学のみの2時間で開催します。2025年11月から毎月第2土曜日を基本に稲毛町を歩き、地域の方から話を聞き、古地図、写真、新聞、郷土資料などを調べてきました。現在、主催者が稲毛本村周辺について記録したメモは600件を超えています。
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今回はそのすべてを話すのではなく、約100年前の1926年頃から2026年の現在、さらに100年後の2126年までを行き来しながら、「この話を知ったら、明日からこの場所が少し違って見えるかもしれない」という話を選んで紹介します。

■ 1年間調べていて見えてきたのは、「町の人が顔を合わせる仕組み」の変化でした

昔の稲毛を調べていると、社会の大きな変化が、地域の暮らしの変化として身近に見えてきます。人と人との関わり方も、時代とともに大きく変わってきました。
商売、生業、祭礼、学校、寄合などの近所づきあい。かつては日常生活そのものの中に、現代から見れば少し面倒にも感じられるような、同じ地域の人が繰り返し顔を合わせる場面が数多くありました。
もちろん現在にも、町内自治会、PTA、学校、習い事、地域イベントなど様々な接点があります。一方で、暮らし方や価値観が多様になり、地域との関わり方をそれぞれが選べるようにもなりました。それは良い変化でもあります。
ただ、昔のように「そこに住んでいれば、近所の人や町の話を自然と知る」という機会は、少し違ったものになっているのではないでしょうか。

現在の稲毛区の人口は160,432人で、2020年からほぼ横ばいです。一方、2025年には市外から7,308人、市内の他区から2,228人、合わせて9,536人が稲毛区へ転入しました。これは区人口のおよそ6%に相当する規模です。稲毛区だけが特別に転入の多い地域という意味ではありませんが、「約16万人が住む町」とひとまとめに見える内側で、毎年多くの人が去り、新しく暮らし始めています。
昔から稲毛に暮らしている人もいれば、去年引っ越してきた人もいます。同じ道を歩き、同じ駅を使い、同じ公園や神社の前を通っていても、その場所を見て思い浮かべるものは、きっと違います。
※人口:2025年国勢調査(確報)。転入数:千葉市「令和7年中の人口動向(6区別)」より。

■ 思い出や歴史は、「そこにある」だけでは届きづらい

地域にはたくさんの記録があります。そして、それ以上にたくさんの個人の思い出があります。例えば――
- 「ここに昔こんな店があって、○○を買ってもらってうれしかった/がっかりした」
- 「子どもの頃はここで遊んで楽しかった/怒られた」
- 「祭りの日はこんなことをして、大変だった/すごく良い思い出になっている」
- 「昔はここから海が見えて、海からの風の香りが思い出深い/あまり好きじゃなかった」

長く暮らしている人にとって、それらはあまりに当たり前で、「人に話すほどのことではない」と思っていることもあります。でも外から来た人に話すと、「そんな場所だったんですか」「それ、すごく面白いですね」と驚かれることがあります。
その反応によって、昔から暮らす人自身も、自分にとって当たり前だった体験が、実はその時代、その場所ならではのものだったと改めて気づくかもしれません。

一方、新しく暮らし始めた人にとっては、今目の前にある道路や住宅、商店街、公園、神社などが「昔からこうだった」ように見えます。でも、
- 「ここは昔、海辺で、人々はこんなことを楽しみにしていた」
- 「この道の形には以前の土地利用が残っている」
- 「ここにはこんな店があって、こんな人たちが集まっていた」

と一つ背景を知るだけで、平面的だった街並みの奥に、それ以前に暮らした人たちの生活や時間が重なって見えてきます。町が少し立体的に、少しあたたかく見えるようになります。
ただし、その思い出や資料がどこかに「ある」だけでは、もともと興味のある人しか、そこまでたどり着きません。そこで今回、もう一つ試してみたいことがあります。

■ 今回の挑戦。「ガイド」は、昔の思い出と今の好奇心をつなげられるか

ガイドというと、詳しい人が正しい知識を説明する人というイメージがあります。今回やってみたいのは、少し違います。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/159459/table/2_1_2e6530c4bedaf6a240c490ecc2d98f4a.jpg?v=202610261245 ]
そうやって両方に働きかけ、その間に橋を架ける。それが、今回考えている「ガイド」の役割です。言うならば、町の“通訳役”のようなものかもしれません。

事実を並べるだけではなく、どこが面白いのか、自分はなぜそれを面白いと思ったのか、現在の風景とどうつながっているのかを、自分なりに解釈して渡してみる。

600件を超えるメモを全部話せば、単なる情報過多です。何を選ぶか。何と何をつなげるか。どこまで説明し、どこから先は参加者自身に想像してもらうか。そして、その語り方で参加した人の町を見る目を本当に少し変えられるのか。
第2回イナゲクエストは、主催者・岡村自身にとって「地域を案内するとはどういうことなのか」を試す場でもあります。

■ 昔から暮らす人と、新しく暮らす人。違う時間の稲毛を見ている人たちが交わったら

昔から稲毛で暮らす人には、当たり前だった思い出をもう一度面白がってもらう。新しく暮らす人には、今の街並みの奥にある時間を想像してもらう。そして「そういえば昔はね」「それ、もっと聞きたいです」という会話が生まれる。
違う時間の稲毛を見ている人たちの視点が交わることで、今暮らしている同じ町を、それぞれが少し好きになっていく。そんなことが起きたら面白いと思っています。
一度知った町の背景は、イベントが終わっても残ります。翌日、同じ道を歩いたときに「あ、ここはもしかして……」と思い出す。それまで通り過ぎていたものが目に入り、誰かに話したくなり、そこからまた別の人の思い出が出てくる。

町を見る目が少し変わることで、住んでいる場所を少し好きになる。そして、昔からある思い出が新しい人の好奇心につながり、その人がこれからこの町でつくる新しい思い出へつながっていく。

「いなげ散歩」や「イナゲクエスト」が、そんな循環の小さなきっかけになれればと考えています。
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第1回目の様子(昔の地図を真ん中に話題が弾む)

■ 1926 → 2026 → 2126 「昔を知る」ことで、今の町をもっと面白く

今回のテーマは「Past to Future」。約100年前の1926年頃から現在の2026年まで、稲毛の時代の変遷をたどります。かつて海辺だった稲毛、保養地として訪れた人々、民間航空、鉄道、潮干狩り、祭礼、商売、住宅地化、埋め立て、そしてそこで暮らした人たち。

昔の風景を懐かしむことだけが目的ではありません。「どうして今、この町はこの姿になっているのだろう」と考える材料として過去を見ます。

そして、50年、100年という時間で大きく姿を変えてきた稲毛を見たうえで、これから先はどんな町になっている可能性があるのかも想像してみます。
今当たり前に存在している道路、住宅、商店、神社、公園、鉄道のうち、人口減少や暮らし方の変化が進む未来に何が残っているでしょうか。100年後の人が2026年の私たちの暮らしを調べたとしたら、何を面白いと思うでしょうか。

未来を当てるためではありません。過去から現在まで町が変わってきたことを知れば、自分たちが暮らしている場所の妄想が膨らみ、こうなったらおもしろいなと町がより楽しく感じる可能性のために話題にします。
確認できる事実は大切にしながら、「こうだったのではないか」「これからこうなるかもしれない」という仮説や想像も、事実とは区別したうえで調味料として加えます。
知識をたくさん覚えて帰るのではなく、明日から自分で町を見て、想像して、誰かと話すための“視点”を持ち帰る2時間を目指します。

■ なぜ、ビール屋が町のことまでやるのか

千葉稲毛ビール合同会社は、千葉市稲毛区で小規模クラフトビール醸造と、醸造所併設飲食店「いなびや 千葉稲毛ビール醸造所」を運営しています。事業の中心は、あくまでビールづくりと飲食店です。
一方で、目指しているのはビールを飲むためだけの店ではなく、日常の帰り道に立ち寄ると、地域の話題や人との接点が自然に生まれる「パブリックハウス」のような場所です。地域の農産物をビールにしたり、地域の思い出から商品名を考えたり、店内で寄席を開いたり、町を歩いたりするのも、その延長にあります。
ビールをきっかけに笑い合うことも、「この辺、昔はこんな場所だったらしいよ」と話すことも、私たちにとってはどちらも「稲毛で過ごす日常を、今より少し面白くする」ための取り組みです。その会話で盛り上がる人と人との間に、弊社のビールがあれば最高です。

■ 開催概要

イベント名
第2回イナゲクエスト ~Past to Future~
日時
2026年11月14日(土)10:00~12:00
形式
座学のみ
会場
いなびや 千葉稲毛ビール醸造所
住所
千葉県千葉市稲毛区稲毛東3-6-13-1A
アクセス
JR稲毛駅・京成稲毛駅より徒歩約5分
参加費
500円(税込)
定員
先着15名
申込締切
11月10日(火)※満員になり次第受付終了
持ち物
特になし

※本企画を「いなげ散歩」1周年特別企画として開催するため、通常の2026年11月の「いなげ散歩」は実施しません。
当日の取材、事前取材ともに歓迎いたします。

■ 会社概要

会社名
千葉稲毛ビール合同会社
代表社員
岡村 拓寛
所在地
〒263-0031 千葉県千葉市稲毛区稲毛東3丁目6-13 大金園1A
設立
2022年8月30日
事業内容
クラフトビール醸造・商品開発、醸造所併設飲食店(ブルーパブ)の運営、イベント出店・地域連携企画
酒類製造免許
発泡酒製造免許 2023年4月25日取得(千東酒第38号)
醸造所・直営店
いなびや 千葉稲毛ビール醸造所(2023年7月4日開業)
加盟・登録等
千葉商工会議所、千葉市観光協会、稲毛東商店会、千葉市地産地消推進店(つくたべ推進店)、千葉開府900年記念メンバー
取引銀行
日本政策金融公庫、京葉銀行 稲毛支店、千葉信用金庫 稲毛支店
主な受賞実績
International Beer Cup 2024 銅賞「稲毛」/Japan Great Beer Awards 2025 金賞「いなくろ 2024」・銀賞「パンプキン」/International Beer Cup 2025 銀賞「パンプキン」
TEL
043-301-2336
Instagram
@inagebeer

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