OrcaRouter、判断に特化したAIモデル「Jev 1.13」の提供を開始

プレスリリース発表元企業:FlashLabs株式会社

配信日時: 2026-09-25 11:00:00

長い回答ではなく、速く「型付き」の判断を返すモデル。AIエージェントの内部処理に



FlashLabs株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:細井洋一、以下「FlashLabs」)は、米国のAI研究機関Continuum AIが開発し、当社が日本市場向けに独占提供するAI推論ゲートウェイ「OrcaRouter」において、TypeSafeの判断・評価に特化したAIモデル「Jev 1.13」の提供を開始したことをお知らせします(2026年9月24日提供開始)。

「Jev 1.13」は、文章を生成するタイプのAIモデルではありません。判定したいデータ(状態)と、あらかじめ決めた複数の質問をあわせて渡すと、質問ごとに1つの結論を返します※1。質問の形式は「はい/いいえ」「選択肢から1つ」「段階的な点数」の3種類で、回答はプログラムでそのまま扱える構造化データ(JSON形式)として返ります※1。大量のデータに同じ質問を同じ基準で繰り返し適用できるため、判定の記録を残しやすく、後から検証できる形で結果を蓄積できます※1。

AIエージェント(人の代わりに作業を進めるAI)が実際に仕事をする場面では、長い文章を書く処理よりも、「次にどの作業を選ぶか」「この結果は条件を満たしているか」「どの担当に回すか」といった短い判断のほうが圧倒的に多く発生します。長文を生成するモデルにこれらの判断を任せると、遅延とコストが積み上がります。「Jev 1.13」は、判断の部分だけを取り出して高速に処理するために設計されたモデルです※1。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/138449/97/138449-97-36b407278516811f0e3ab1cf43dea887-2400x1260.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


主なポイント
- 文章を生成するのではなく、渡されたデータを決められた質問に照らして判定するモデル
- 質問の形式は3種類(はい/いいえ、選択肢から1つ、段階的な点数)。選択肢は最大255個まで指定可能※1
- 1回の呼び出しで、全質問の回答を構造化データ(JSON形式)で受け取れる※1
- 同じ質問と同じ基準を大量のデータに繰り返し適用でき、判定の記録を残せる
- 応答までの時間は175ミリ秒(当社計測・2026年9月24日・p50)※2
- 入力は約6万5000トークンまで(データと質問の合計。上限を超えるリクエストはモデルに届く前に拒否されます)※1
- 料金は入力100万トークンあたり0.042米ドル(2026年9月25日時点の掲載料金)※2
- 専用の呼び出し口(/v1/systemone)から利用。応答の分割配信(ストリーミング)には対応しません※1

開発の背景
AIエージェントが実務で使われるようになり、モデルに求められる仕事の中身が変わりつつあります。文章を作ることよりも、作業の途中で発生する小さな判断の数が増えているのです。

たとえば、問い合わせの内容を分類して担当部署に振り分ける、入力されたデータが社内ルールを満たしているか確認する、複数の候補から次の一手を選ぶ、といった処理です。これらはすべて、長い文章を書く必要のない処理です。しかし従来は、こうした判断も会話用のAIモデルに文章で答えさせていました。結果として、必要のない文章を生成する時間と費用が積み上がり、判定の形式も毎回わずかに異なるため、プログラム側で結果を扱いにくいという課題がありました。
「Jev 1.13」は、この構造を反転させています。モデルは長く話す代わりに、決められた質問に対して決められた形式で結論だけを返します※1。
「Jev 1.13」の仕組み
「Jev 1.13」に渡すのは、判定したいデータと、名前を付けた質問のセットです※1。質問は3種類あります※1。
- はい/いいえ:条件に当てはまるかどうかを判定する
- 選択肢:あらかじめ用意した選択肢の中から1つを選ぶ(最大255個まで)
- 点数:決められた段階(2~10段階)で評価する

それぞれの質問には個別の指示と、選択肢・点数の基準を添えることができます※1。回答は質問ごとに1つ返り、すべて構造化データとして受け取れます※1。判定の前提(どんな質問を、どんな基準で聞いたか)がデータとして残るため、後から結果を検証したり、同じ基準を別のデータに適用したりできます。
AIエージェントの内部処理での用途
「Jev 1.13」は、エージェントが次の行動を決める場面での利用を想定しています※1。
- 振り分け:問い合わせや作業をどこに回すかを決める
- 検証:処理の結果が条件を満たしているかを確認する
- 分類:データを決められた区分に仕分ける
- 制御:処理を続けてよいか、止めるべきかを判定する
- 次の一手の決定:複数の候補から次に実行する処理を選ぶ

いずれも、エージェントの実行ループの中で何度も呼び出される処理です。判断1回あたりの待ち時間と費用を抑えられることが、エージェント全体の速度とコストに直結します。
提供条件
- 呼び出し口:POST /v1/systemone(OrcaRouter経由)※1
- 応答形式:分割配信なし・1回の応答で構造化データを返却※1
- 入力上限:データと質問をあわせて約6万5000トークン※1
- 料金:入力100万トークンあたり0.042米ドル(2026年9月25日時点)※2
- モデルページ:https://www.orcarouter.ai/ja/models/typesafe/jev-1.13

今後の展望
FlashLabsは、AIエージェントの導入を検討する日本の企業や開発者に対して、「Jev 1.13」のような判定・評価に特化したモデルを、既存のOpenAI互換APIと同じゲートウェイから利用できる環境を提供してまいります。文章生成・判定・要約といった処理ごとに最適なモデルを選べる状態をつくることが、エージェントの実運用における速度とコストの両立につながると考えています。
OrcaRouterについて
OrcaRouterは、米国のAI研究機関Continuum AIが開発し、FlashLabs株式会社が日本市場向けに独占提供するAI推論ゲートウェイ(AIモデルへのアクセスを1つにまとめる中継サービス)です。OpenAI互換のAPIを備え、Anthropic、OpenAI、Google Gemini、DeepSeek、Grok、Qwenなど200以上のLLM・生成AIモデルを単一のゲートウェイから利用できます。OrcaRouterのAIモデル一覧からすべてのモデルを確認できます。
会社概要
FlashLabs株式会社
- 本社所在地:東京都千代田区一番町10番8号
- 代表取締役:細井洋一
- 設立:2023年7月
- 事業内容:AI応用研究所(Human-AI Hybridで営業・CXの自動化・自律化。OSS音声モデルChromaの開発元)
- URL:https://www.flashlabs.ai/

Continuum AI
- 「次の10年の知能システムを支える基盤インフラを開発する研究機関(米国)」
- OrcaRouterの開発・提供
- URL:https://www.continuum01.ai/

本件に関するお問い合わせ
FlashLabs株式会社 マーケティング部 小林光喜
E-mail:koki.kobayashi@myflashcloud.com

※1 「Jev 1.13」の仕組み・質問の形式・呼び出し口・入力上限に関する記述は、OrcaRouter公式サイトの「Jev 1.13」モデルページ(日本語版・英語版)に基づきます(2026年9月25日確認)。
※2 応答時間・料金は、OrcaRouterのモデルページに掲載されている計測値および掲載料金(当社調べ・2026年9月25日時点)に基づきます。応答時間は計測条件により変動します。料金は変更される場合があります。
※3 本リリースに掲載しているURLは、2026年9月25日時点で当社が確認したものです。「Jev 1.13」はTypeSafeが提供するモデルであり、OrcaRouterは同モデルを他のモデルと同様に単一のAPIから利用できる形で提供します。

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