ZTE、2015年の売上高が1,001億人民元を超える

プレスリリース発表元企業:ZTE Corporation

配信日時: 2016-04-11 10:51:00

ZTE、2015年の売上高が1,001億人民元を超える

営業キャッシュフローと現金配当額は過去最高に

(中国・深セン)- (ビジネスワイヤ) -- ZTEコーポレーション(香港H株:0763.HK、深センA株:000063.SZ)は4月6日、2015年12月31日終了年度の総営業売上高が1,001億9,000万人民元となり、営業キャッシュフローと現金配当額が過去最高を記録したと発表しました。これは、4G製品、スマートシティ、新興ICT技術の売り上げが営業売上高を2014年比で23%引き上げたことが背景にあります。

当グループの上場会社の普通株式保有者に帰属する2015年の純利益は32億1,000万人民元となり、1株当たり基本利益は0.78人民元になりました。当グループのPRC ASBEに基づく営業キャッシュフローは74億500万人民元となり、当グループとして過去最高を記録しました。一方、総額10億3,800万人民元の現金配当も当グループとして過去最高額です。

売上高の増加は、4Gシステム製品およびオプティカル・アクセス製品の中国内外での売上高の増加とオプティカル・トランスミッション製品の中国での売上高の増加を反映しています。中国外でのハイエンドのルーター製品とハンドセット製品と中国内外での家庭用端末も大きく成長しました。2015年の主要な注目点として、当グループのスマートシティのプロジェクト、データセンターおよびICTの事業が急速に成長しました。これらは、モバイル・ブロードバンドとインターネット・オブ・シングス(Internet of Things)の時代に統合的な技術ソリューションと革新を提供するZTEのM-ICTビジョンおよび戦略の重要な柱です。

利益が増加したことで、株主(A株の株主とH株の株主)が保有する株式数を基準として、10株につき2.5人民元(税引き前)の現金配当が提案されます。

財務費用抑制策を強化し、債務構造を最適化したため、2015年の全体的な財務費用は前年比で大きく減少しました。一方、営業活動による純キャッシュフローが前年比で大きく増加したことは、売上高回収の努力を強化したことによるものです。

2015年の注目点:

2015年に、中国の通信事業者は、FDD-LTE認可の発行を受けて予定されていた4Gネットワークと付帯施設の建設規模を拡大しました。通信事業者は、クラウド・コンピューティング、インターネット・オブ・シングス、ビッグデータ、スマートシティ、ハイエンドのルーターに対する関心を強め、関連投資を拡大してきました。ただし、機材投資は、無線、伝送、アクセス、ブロードバンドの領域に集中しています。

世界の通信産業における機器投資の拡大の流れは2015年も継続し、インダストリー4.0、スマートシティ、医療セクター情報化、教育セクター情報化、モバイルeコマース、農業近代化、その他の動向がもたらす技術革新に対して莫大な機会が生まれました。

中国内では、当グループの営業売上高は531億1,000万人民元となり、当グループの総営業売上高の53%を占めました。FDD-LTE認可の発行、「インターネット+」、光ファイバーの急速なアップグレードが、4G機器およびブロードバンド・ネットワークへの投資の一層の拡大を促しました。一方、当グループは、そのクラウド・コンピューティングとビッグデータのサービス、スマートシティ、ハイエンド・ルーターも精力的に拡大しました。

中国外の市場では、当グループの営業売上高は470億8,000万人民元となり、当グループの営業売上高の47.0%を占めました。当グループは引き続き、人口の多い国と主要通信事業者に集中する戦略を進め、世界市場の主要通信事業者との提携関係を深めて事業者がインターネットの活用を通じて価値を付加できるよう支援してきました。上位125社の通信事業者をターゲットとする当グループの世界的通信事業者戦略では、欧州と米国の最大規模の事業者への売上高が25.2%以上増加しました。欧州では、スペインのテレフォニカ、ハチソン3オーストリア、ノルウェーのテレノール、オランダの通信事業者のヴィンペルコムとの間で重要な提携関係とイニシアチブを開始しました。

当年度の通信事業者ネットワークに対する当グループの営業売上高は、572億2,000万人民元でした。政府および大企業への営業売上高は105億人民元になりました。個人向け事業への営業売上高は324億7,000万人民元になりました。

キャリア・ネットワーク

キャリア・ネットワークおよび無線製品については、当グループは大規模MIMO、クラウド・ラジオ、QCell、UBR、マジック・ラジオ技術における最先端の技術革新により、欧州と北米のハイエンド市場の重視とそのような市場への参入努力を続けました。当グループはまた、主要5G技術の研究で大きな躍進を遂げ、商用利用可能なプレ5G技術の導入に成功しました。ZTEは、5Gとプレ5Gのイニシアチブで、中国移動(チャイナモバイル)、ソフトバンク、ドイツテレコム、オレンジ、KTコーポレーション、Uモバイルとの提携を成功させました。

無線およびオプティカル通信製品に関しては、当グループは、製品の革新とソリューションの運営における熱心な努力により安定的な成長を維持しました。この成長はまた、製品の競争力、新技術カテゴリーにおけるリーダーシップ、世界の市場開拓の最適化、人口の多い国と主要通信事業者に集中する戦略の強化にもよっています。

政府および大企業事業

クラウド・コンピューティングおよび新興ICT技術に関連して、当グループはM-ICTマスター戦略の中心的要素として、RCS、ビッグビデオ、クラウド・コンピューティング、ビッグデータ、インターネット・オブ・シングスについての研究開発と投資を強化しました。中国内外でのデータセンターの設立ペースは加速し、ビッグビデオのソリューションやスマートQ&Aシステムといった最先端の研究で画期的成果がありました。

世界的なデジタル化、スマートシティの建設、「インターネット+」、自律的かつ制御可能な情報セキュリティーがもたらす機会を捉え、ZTEは金融、インターネット、ニューエネルギー、運輸、スマートシティといったセクターで急速な成長を果たしました。

個人向け事業

当グループは、個人向け商品とインターネット中心的思考への重点の移行を継続しました。ZTEのスマートフォン出荷数量は合計5,600万台を超え、前年比で16%増加しました。中国外での出荷数量は70%以上増加し、いくつもの主要国で市場リーダーの立場を確立しました。2015年にはZTEは前年比30%以上の増加となる1,500万台のスマートフォンを米国で販売し、販売会社の上位4社に入りました。ZTEはオーストラリアの有料市場でトップ、ロシアでは3位(シェア10%)、トルコ、メキシコ、南アフリカでは上位4~5位になりました。

ハンドセットについては、当グループは、主要国、洗練された製品、販路強化、ブランディング、製品品質管理、チーム構築を特に重視して世界的な戦略の一層の深化を継続しました。顧客エクスペリエンスにも最新の注意を払い、変容の推進も精力的に手がけています。

2016年の展望

あらゆる物のモバイル通信による相互接続が促進するM-ICTの時代には、「複数接続とウルトラ・ブロードバンド」が新たなキーワードになります。従来型の通信産業の発展過程には、新たな機会だけでなく課題も増加しています。通信事業者のネットワークと関連して、ますます高度化する4G技術は、スマート・モバイル端末とあらゆる種類のモバイル・アプリケーションに対する個人の需要を大きく増加させました。これがさらに、通信産業での投資の必要性を生み出しています。一方、「ユビキタスなアクセス、弾力性のあるネットワーク、デジタル化サービス」といった通信事業とネットワークの進化によって生じた概念が、通信事業者の情報事業者への変容を支えます。

このような動向はZTEにとっても業界全体にとっても新たな機会となります。政府および大企業事業との関連では、クラウド・コンピューティング、インターネット・オブ・シングス、ビッグデータ、中国での「インターネット+」の発展といった新たな技術トレンドによって情報革命が引き起こされました。さらに、政府による情報セキュリティーの重視、スマートシティの建設ペースの加速、鉄道輸送のデジタル化、エネルギー・セクターの情報化も、新たな発展機会をもたらします。

以上の課題や機会を受け、2016年の当グループは「再構成の時代に出現する機会を活用することで情報を通じて価値を付加する」ことを目指し、「通信事業者市場の深部に至る発展、政府および大企業事業での価値創出、個人市場での統合および革新」という3つの主要な戦略的方向性に重点を置き、「新たなセクター」における事業の発展を推進していきます。ZTEは、革新と変容の努力を強化し、プロジェクト管理の強化を続けます。そうすることで、M-ICTにおける中心的競争力を育成し、長期にわたる好ましい持続可能な発展を確保することを目指します。

ZTEについて

ZTEは先進的な通信システム、モバイル機器、企業向け技術ソリューションを個人、通信事業者、企業、公共部門の顧客に提供しています。ZTEは、M- ICT戦略の一環として、通信分野と情報技術分野の融合が進む中で顧客に卓越性と価値をもたらすべく、エンドツーエンドの統合型革新技術の提供に取り組んでいます。当社株式は香港証券取引所と深セン証券取引所に上場され(香港H株:0763.HK、深センA株:000063.SZ)、当社の製品とサービスは160カ国以上の500社を超える通信事業者に販売されています。ZTEは年間売上高の10%を研究開発に投入し、国際的な規格策定組織で主導的役割を 果たしています。ZTEは企業の社会的責任(CSR)を重視し、国連グローバル・コンパクトのメンバーとなっています。詳細についてはwww.zte.com.cnをご覧ください。





businesswire.comでソースバージョンを見る:http://www.businesswire.com/news/home/20160410005040/ja/

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