オーストリア上場企業「AUSTRIACARD HOLDINGS AG」株式の公開買付けに関するお知らせ
配信日時: 2026-05-13 16:58:06
大日本印刷株式会社(以下、「当社」又は「DNP」)は、5月13日(日本時間)に、欧州・アフリカ・北米における決済ICカード・国民IDソリューション・バリアブルセキュリティ印刷事業を展開するAUSTRIACARD HOLDINGS AG(本社所在地:オーストリア、ウィーン。ウィーン証券取引所及びユーロネクスト・アテネ証券取引所上場。以下、「AUSTRIACARD」)を、公開買付けを通じて買収(以下、「本公開買付け」又は「本件取引」)することを決定しました。
当社は同日付で、AUSTRIACARDと、戦略的枠組みを定めた基本合意書を締結しました。また、AUSTRIACARDの筆頭株主であり発行済株式の約74.58%を保有するNikolaos Lykos氏との間では、本公開買付けの応募に係る応募契約を締結しました。当社は当該関連契約に基づき、AUSTRIACARDの全ての普通株式を対象とする公開買付けを実施します。取得株価は、AUSTRIACARDの普通株式1株当たり10.0ユーロ(配当込み)を予定しており、希薄化考慮後の株式価値は約364百万ユーロ(約677億円)となる見込みです。
本件取引の目的
DNPグループは、本年3月17日公表の新中期経営計画骨子(2026-2028年度)において、情報セキュア関連を注力事業として選定し、積極投資と更なる事業拡大を方針としています。また、情報セキュア関連事業の成長戦略としては、高付加価値サービスの市場投入、パートナー企業との協業体制による市場シェア拡大、経済発展が期待される新興国の有望市場への投資を掲げています。
今般、DNPが買収するAUSTRIACARDグループは、1897年に創立され、欧州・アフリカ・北米で決済ICカード・国民IDソリューション・バリアブルセキュリティ印刷事業を展開しています。決済カードでは欧州・アメリカを中心に銀行・フィンテック向けに年間約一億枚のカード製造・発行のサービスを提供しています。またデジタル・テクノロジーの推進も事業戦略として据えており、AI等を活用したソリューション開発にも力を入れています。
本件取引は、アジアにおけるDNPの強固な基盤と、欧州・アフリカ・北米におけるAUSTRIACARDの確固たるプレゼンスを融合させることで、DNPのグローバルな情報セキュア関連事業を強化することを目的としています。またDNPは、両者の統合による地理的な補完関係・技術力・クロスセルを活用し、差別化された高度なセキュリティ・ソリューションのグローバル・プロバイダーとしての地位を一層強化します。
加えて、AUSTRIACARDは、今後更なる人口増加と経済発展が見込まれるアフリカ地域において国民IDカードや選挙用紙の提供実績があります。本件取引後は、当社が2025年に買収した、アフリカを中心に本人情報の登録・認証をする政府向けID認証サービスを提供するRubicon SEZC(Laxtonグループの持株会社)との協業により、シナジー効果が期待できると考えています。
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