バレエ「アレコ」シャガールの舞台美術が劇場空間に蘇る ― 美術館では見られない、“空間として体験する”シャガール ―

プレスリリース発表元企業:一般財団法人JR東日本文化創造財団

配信日時: 2026-05-11 14:30:09

MoN Takanawa: The Museum of Narratives 開館記念プログラム



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151586/26/151586-26-20a6d4fb819a49320ed74f1f055fde9d-1600x900.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


公演:2026年5月29日(金)- 6月7日(日)
会場:Box1000 (MoN Takanawa: The Museum of Narratives)


2026年3月28日にTAKANAWA GATEWAY CITYに開館した文化の実験的ミュージアム「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」(東京都港区/運営:一般財団法人JR東日本文化創造財団、以下MoN Takanawa)は、2026年5月29日(金)から6月7日(日)まで、開館記念プログラムとしてバレエ「アレコ」を上演いたします。本公演は、マルク・シャガールが1942年に手がけた舞台美術作品「アレコ」を、高精細LEDによる空間演出で再構成し、現代のダンサーと演出によって新たに立ち上げる舞台作品です。青森県立美術館で鑑賞されるシャガール作品を、“舞台空間として体験する”新たな試みとして上演します。

■ MoN Takanawaにおけるバレエ「アレコ」公演の見どころ

1. シャガールの舞台美術を、劇場空間で体験
シャガールが手がけた舞台美術作品《アレコ》(1942年制作、約9m x 15m)を、高精細LEDで再構成。絵画鑑賞とは異なる、没入型の舞台体験を創出します。MoN Takanawaでしか体験できない観劇体験の試みです。


2. 本来の舞台背景として、物語に合わせて変化
《アレコ》は4幕構成の舞台背景として各幕が制作されました。本公演ではデジタル技術により、本来の目的通り、幕ごとに背景が変化し、物語と舞台が連動します。


3. 気鋭の振付家・宝満直也による新演出
2024年に青森県立美術館版バレエ「アレコ」を手がけた振付家・宝満直也が、本公演のための新たな演出・振付で構成します。


4. 国内外ダンサーによる競演
ウクライナ出身の国際的ダンサー、アレクサンドル・トルーシュと、注目の若手ダンサー大川航矢がWキャストで主演を務めます。


5. 美術館と劇場が連携して実現
青森県立美術館の協力のもと、美術館コレクションと舞台芸術、デジタル技術を横断するプロジェクトとして実現しました。美術館コレクションの新たな活用の試みでもあります。

6. 美術館と劇場が連携して実現
バレエ「アレコ」は1942年にアメリカで企画発案され、ロシア人が制作、メキシコで初演されました。長い年月を経て2026年に日本人による新しい「アレコ」が生まれます。

■ MoN Takanawaにおけるバレエ「アレコ」公演の見どころ

バレエ「アレコ」はロシアの文豪、アレクサンドル・プーシキンの詩「ジプシー」(1827 年)を原作とする物語です。
1942年の初演では、ロシアを代表する音楽家 チャイコフスキーがピアノ三重奏曲イ短調をオーケストラ用に編曲し、同じロシア出身のダンサー、レオニード・マシーンが振付を、背景画をマルク・シャガールが描きました。

現在、シャガールの背景画は美術作品として青森県立美術館アレコホールに展示され、2024年11月、宝満直也による新演出で青森県立美術館版バレエ「アレコ」が上演されました。
<物語>
文明社会に嫌気がさしたロシア貴族の青年、アレコは自由を求めてロマ(ジプシー)の一団に加わり、そこで首長の娘ゼンフィラと恋に落ちる。しかしほどなく、自由奔放なゼンフィラは別のジプシーの若者に心を移す。それを知ったアレコは、怒りのあまりゼンフィラとその愛人を刺し殺してしまうという、嫉妬と所有欲から起こった悲劇。自由と所有、文明と自然、愛と支配といった普遍的なテーマを内包する作品として、現在も高い評価を受けています。

■MoN Takanawaでアレコを上演する意義

MoN Takanawaとは
MoN Takanawa: The Museum of Narrativesは、「100年先へ文化をつなぐ」をミッションに、多様な文化領域とテクノロジーを融合し、新たな物語を生み出すミュージアムです。


日本における文化は、芸術の各領域--古典芸能、コンテンポラリーダンス、伝統美術、現代美術、マンガ、アニメーションなど--でファンがそれぞれの分野に特化し、分断されている状況といえるでしょう。MoN Takanawaでは、それぞれをつなぎ合わせて、多くの選択肢を作りだす、それが文化的な豊かさだと考えています。


なぜMoN Takanawaでバレエ「アレコ」を
青森県立美術館での公演を進化させ、MoN Takanawaでしか実現し得ない、古典シャガールの舞台背景《アレコ》と、現代の振付、ダンサー、技術によるバレエ「アレコ」を新しい形で観せる試みです。
舞台背景画《アレコ》は本来、幕ごとに変わる4つの背景画です。青森県立美術館では、第4幕を背景に上演されましたが、本公演ではデジタル技術を用いることで、背景を本来の物語に連動させることが可能となりました。

■バレエ「アレコ」の演出について

青森県立美術館のアレコホールは、壁面4面に《アレコ》4幕の背景画が展示され、空間そのものを支配するような圧倒的なエネルギーを放っています。
青森県立美術館での公演は、原作、音楽、作品の背景などを再解釈した、宝満直也による新たな振付となりました。


今回のMoN Takanawa公演では、そこに舞台背景の再現が加わりますが、これは、絵画の再現というよりは、作品に光があたっている様子などがLEDによって再現されるという、舞台背景としての再現になり、MoN Takanawaでしか上演できない機会となります。そういった新たな要素を取り入れた意欲的な演出に挑戦しています。
宝満直也(振付・演出)
神奈川県出身のダンサー・振付家。
新国立劇場バレエ団、NBAバレエ団で活躍後、フリーに。
ダンサーとして強い個性を発揮する一方、振付家としての才能も発揮し、全幕バレエ『海賊』や『白鳥の湖』などを手がける。
令和6年度文化庁新進芸術家海外研修性として9ヶ月間ドイツにて研修。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151586/26/151586-26-04ef90d8f8d7a8ecdabb7d438a03ffee-2185x1199.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■マルク・シャガール(1887-1985)について

1887年、帝政ロシアの町、ヴィテブスクのユダヤ人の家庭に生まれる。サンクトペテルブルクの美術学校で学んだ後、1910年、パリに移り住み、前衛芸術の動向に触れる。この初期のパリ時代に、《七本指の自画像》や《誕生日》などの代表作が生み出された。第一次世界大戦前後の一時期をロシアで過ごすが、1923年からはパリで活動を再開。1941年にはナチス・ドイツの迫害を逃れるためアメリカに渡り、約7年間を過ごした。フランスに戻ってから1985年に亡くなるまでの晩年の活動では、タペストリー、モザイクやステンドグラスなどモニュメンタルな作品を数多く手がけた。(本公演パンフレットより)

■シャガール「アレコ」について

シャガールは第二次世界大戦中、ナチスを逃れてアメリカへ亡命、芸術家として新たな活動の場を求めていた。一方当時のアメリカではバレエの新しい表現が模索されており、シャガールの「絵画的で幻想的な世界観」が高く評価され、バレエ・シアター(現アメリカン・バレエ・シアター)から舞台美術を依頼された。
依頼された《アレコ》は原作・音楽ともにロシア人による作品であり、ロシア出身のシャガールが、故郷の記憶や民俗性を強く意識した、自身のアイデンティティと強く結びついたプロジェクトといえる。


また、シャガールは以前から舞台芸術(オペラやバレエ)に関心を抱き、本作で「絵画が空間全体に広がる」体験を追求するよう、舞台背景、衣装など、舞台という総合芸術への関心を強い情熱を持って実現させた。《アレコ》の色彩やモチーフは、現実の困難な状況を直接描写するのではなく、詩的かつ象徴的なかたちで表現されている。


《アレコ》4点の背景画は、幾度かの再演を経て、1977 年にバレエ・シアターが手放した後、個人蔵となり、1986年には第3幕がアメリカのフィラデルフィア美術館蔵となった。その後、1994年青森県立美術館が残る第1、2、4幕3点を収集した。
現在は、青森県立美術館の四層吹き抜けの大空間アレコホールで、かつて舞台の背景を飾った作品が、それ自体、鑑賞の対象である美術作品として展示されている。2017年にフィラデルフィア美術館から第3幕を借用してからは、4点すべてが一堂に会し、様々な公演が開催される唯一無二の空間となっている。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151586/26/151586-26-e131f2120dbd698c2561e82c1ef5b4f3-3900x3114.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
マルク・シャガール バレエ『アレコ』のための背景画 全幕 1942年
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151586/26/151586-26-d3f4359640f7cb9d5b99d4cb63130790-3900x3122.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■キヤノンによる高精細LED技術協力

日本の文化財や美術作品のデジタルアーカイブを数多く手がけてきたキヤノンおよびキヤノンマーケティングジャパンが協力。先進的なデジタルイメージング技術を活用し、青森県立美術館にて撮影が行われた。


撮影では、高所作業車を使用し、背景画全体を一度に収める“1ショット撮影”と、複数に分割して撮影・合成する“多分割撮影”の両方を実施。最終的には、歪みが少なく、作品全体の空気感を保つことができた1ショット撮影の素材が採用された。


また、大型LEDでの表示に耐えうる映像表現のため、キヤノンのアップスケーリング技術を活用。色彩や明度、絵肌のニュアンスを保ちながら、絵画本来の質感と解像感を再現している。さらに、青森県立美術館が所蔵する色見本をもとに、細かな色調整とレタッチを実施。その後もLEDでの表示テストを繰り返しながら、実空間での色彩を追求した。

■プログラム概要/チケット情報

バレエ「アレコ」
【日程】2026年5月29日(金)~6月7日(日)
【会場】MoN Takanawa: The Museum of Narratives Box1000(TAKANAWA GATEWAY CITY 内)
【振付・演出】宝満直也
【主な出演】
 [Aキャスト] アレコ:大川航矢/ゼンフィラ:勅使河原綾乃
 [Bキャスト] アレコ:アレクサンドル・トルーシュ/ゼンフィラ:山田佳歩
【協力】NBAバレエ団/青森県立美術館/キヤノン株式会社/キヤノンマーケティングジャパン株式会社
【主催】MoN Takanawa: The Museum of Narratives
【料金】S席 9,500円/A席 7,500円/B席 5,500円/プレミアム席(13:00/17:00の回のみ):22,000円/U29 S席(19:30の回のみ):7,500円
【チケット購入方法】
販売券種:S席 9,500円/A席 7,500円/B席 5,500円/プレミアム席(13:00/17:00の回のみ) 22,000円/U29 S席(19:30の回) 7,500円
・【公式】MoN Takanawaチケット(会員限定)
 https://ticket.montakanawa.jp/project/s1Oypt1mEm?lang=ja
 ※MoN Takanawaチケットのご利用には会員登録が必要です。
 ※プレミアム席(13:00/17:00の回のみ)特典:ご観劇当日の朝に実施するバレエクラスの見学、昼公演と夜公演の合間に行う、ダンサー・演出家とのティータイム
 ※U29 S席(19:30の回のみ)特典:ノンアルコールシードル付き
・公式プレイガイド(Fever)
 https://ticket.montakanawa.jp/project/s1Oypt1mEm?lang=ja
 ※プレミアム席(13:00/17:00の回のみ)特典:ご観劇当日の朝に実施するバレエクラスの見学、昼公演と夜公演の合間に行う、ダンサー・演出家とのティータイム
 ※U29 S席(19:30の回のみ)特典:ノンアルコールシードル付き
 
販売券種:S席 9,500円/A席 7,500円/B席 5,500円
・カンフェティ
 https://www.confetti-web.com/@/mon_aleko
 カンフェティチケットセンター: 050-3092-0051
 (平日10:00~17:00)
 ※オペレーター対応
・チケットぴあ
 https://w.pia.jp/t/aleko/
 (Pコード:541-338)

※料金は全て税込価格です。
※2歳未満のお子さまはご入場いただけません。
※膝上鑑賞可能(無料)です。2歳以上のお子さまでお席をご利用になる場合はチケットが必要です。

【公式ウェブサイト】https://montakanawa.jp/programs/aleko/

<スペシャル関連企画>
◯高級磁器ブランドBERNARDAUDによるマルク・シャガール・コレクション磁器のインスタレーション展示をご覧いただけます。(MoN Takanawa 3Fサンラボ)
◯プレミアム席(13:00/17:00の回のみ)                        
ご観劇当日の朝、バレエクラスをご見学いただけます。また昼公演と夜公演の合間にダンサー・演出家と素敵なティータイムをお過ごしいただけます。
◯U29 S席(19:30の回のみ)
A席価格でS席を購入いただけます。また当日はノンアルコールシードルをお楽しみいただけます。
<音声補助ヘッドフォンの貸し出し>
音が聞こえづらいお客様には音声補助ヘッドフォンをお貸し出しします。

■伝統からマンガ、音楽、宇宙まで。文化の実験的ミュージアム
MoN Takanawa: The Museum of Narrativesについて

The Museum of Narratives の頭文字「MoN」には、新たな自分と出会う新しい世界への「門」、そして、未来を考え創造するための「問(問い)」の2つの意味が込められています。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151586/26/151586-26-deb1e110e6956008c1093c6c7b8e2409-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/151586/26/151586-26-9a4568e0657332fed2a416000770dff8-3900x2925.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


公式ウェブサイト:https://montakanawa.jp/
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/montakanawa/(@montakanawa)
今後の詳細情報は、公式ウェブサイトおよびSNSを通じて順次発信いたします。
[表: https://prtimes.jp/data/corp/151586/table/26_1_5ef5c1d8161d037cf8fa3673a29cbb95.jpg?v=202605110615 ]

■一般財団法人JR東日本文化創造財団について

当財団は「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」の企画運営を通して、日本の文化創造に貢献するための組織として2022年4月1日に設立されました。「100年先へ文化をつなぐ」をミッションに、これまで育まれてきた伝統や文化に現代の価値観やテクノロジーを融合させ、より広い時間軸と国内外のパートナーとともに国際的な共創、交流、発信を行っていきます。

※「MoN」、「MoN Takanawa」並びに「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」は、一般財団法人JR東日本文化創造財団の登録商標です。

PR TIMESプレスリリース詳細へ