東芝：2.5V低電圧駆動に対応したHブリッジドライバICの量産化について

東芝：2.5V低電圧駆動に対応したHブリッジドライバICの量産化について

（東京）- （ビジネスワイヤ） -- 株式会社東芝セミコンダクター＆ストレージ社は、カメラや小型プリンタ、家庭電器、住宅設備などに使用されるDCブラシモータやステッピングモータ向けの電圧駆動対応Hブリッジ^注1ドライバICシリーズに、PHASE信号とENABLE信号を用いた4ポート制御のインターフェースを採用した新製品「TC78H620FNG」を追加し、本日から量産を開始します。

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東芝：2.5V低電圧駆動に対応したHブリッジドライバIC新製品「TC78H620FNG」（写真：ビジネスワイヤ）

昨今のセットの高機能化によりMCUの制御ポート数の不足が課題となるケースがあります。
標準的なインターフェースを採用した弊社従来製品「TC78H610FNG」にて、ステッピングモータの制御方式として最もスタンダードな2相励磁駆動を制御する場合、4本のポートが必要でした。本製品の場合、3本のポートでの制御が可能となり課題解決に貢献します。

また、低電圧駆動（モータ駆動用電源2.5V～、ロジック電源2.7V～）に対応しており、3.7Vのリチウムイオン電池を使ったカメラや小型プリンタ向けに適した製品です。

新製品の主な特長

PHASEとENABLEのインターフェースにより、ステッピングモータの2相励磁駆動の場合は、3本の制御ポートにて制御可能。 2つのDCブラシモータ、または1つのステッピングモータを制御可能。 同シリーズに小型SSOP16パッケージを追加。実装面積の削減、基板コストの低減に貢献。 各種異常検出機能（過電流検出/過熱検出/低電圧検出）を内蔵しておりモータ駆動の安全性向上に貢献。 モータを駆動していない待機時（スタンバイモード）の消費電流：0µA(標準)を実現。 貫通電流防止機能を搭載しており、出力のON／OFF切り替え時のデッドタイムを考慮することなくモータ制御が可能。   新製品の主な仕様

品番   TC78H620FNG（新製品）   TC78H610FNG 電源電圧（動作範囲） モータ駆動用電源：2.5～15V
ロジック電源：2.7～5.5V

モータ駆動用電源：2.5～15V
ロジック電源：2.7～5.5V

出力電流（最大定格） 1.0A 1.0A 対応モータ (1) ステッピングモータ

    2相励磁(3ポートI/F)

    1-2相励磁(4ポートI/F)

(2) DCブラシモータ

(1) ステッピングモータ

    2相励磁(4ポートI/F)

    1-2相励磁(4ポートI/F)

(2) DCブラシモータ
    ブレーキモード対応

出力オン抵抗 (上下和) 1.2Ω(標準値) 1.2Ω(標準値) 安全機能 (1) 過電流検出
(2) 過熱検出
(3) 電源電圧低下検出

(1) 過電流検出
(2) 過熱検出
(3) 電源電圧低下検出

パッケージ   SSOP16   SSOP16   注1: Hブリッジ ：DCブラシモータやステッピングモータを正転/逆転制御したい場合に用いられる駆動回路で、トランジスタをH型に構成した回路。 新製品のさらに詳しい仕様については下記ページをご覧ください。
http://toshiba.semicon-storage.com/info/lookup.jsp?pid=TC78H620FNG&region=jp&lang=ja

お客様からの製品に関するお問い合わせ先：
ミックスドシグナルIC営業推進部
Tel: 044-548-2826
http://toshiba.semicon-storage.com/jp/contact.html

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