FiRaコンソーシアムがFiRa Core 4.0仕様 と認証プログラムを発表

UL-TDoA、Aliro UWBのアップデート、拡大した認証を特徴とする

（オレゴン州ビーバートン）- （ビジネスワイヤ） -- FiRa®コンソーシアムは、Core 4.0仕様と認証プログラムを発表しました。これは、超広帯域（UWB）技術の開発における重要な節目となります。今回のアップデートにより、FiRaが定義するユースケースを満たすために必要なIEEE 802.15.4-2024の機能が完成します。これらの更新はFiRaの性能も強化し、シームレスな相互運用性を実現するとともに、さまざまなアプリケーションで高精度かつ安全な測距や測位の新たな可能性を開きます。

FiRa Core 4.0仕様と認証プログラムの主な特徴

FiRa Core 4.0仕様には、機能拡張やエコシステムの継続的な成長を支援するアップデートが含まれています。

UL-TDoA – この機能により、UL-TDoAアンカーで構成されたインフラストラクチャが資産（UL-TDoAタグ）を追跡できるようになります。この設計は、タグとインフラストラクチャ間の相互運用性を確保し、タグ設計の簡素化や消費電力の最適化を実現します。また、柔軟な設計により、容易かつカスタマイズ性の高い導入が可能になります。Suspend Ranging – この機能は、コントローリーとコントローラー間の同期を維持したまま、Two-Way Ranging（TWR）測定を一時的に停止する方法です。これにより、セッション再開時に素早く再接続できるようになります。Support of Aliro UWB in UCI – Connectivity Standards Allianceが定義するAliro UWBのテストを可能にするために、UCIが更新されました。仕様に関する追加の改良、拡張、メンテナンスアップデート。FiRa Core認証プログラム4.0 – 相互運用性への柔軟なアプローチ

FiRaのCore認証プログラムはモジュール式で、デバイスが特定の機能を個別に選択して認証を取得できます。Core認証プログラム4.0では、UL-TDoAとAliro UWB機能の全範囲を認証プログラムに追加しています。

「FiRa Core 4.0の公開は、FiRa技術における相互運用性の向上に向けた当コンソーシアムの取り組みを強調するものです」と、FiRaコンソーシアムの会長であるSK・ヨンは述べています。「UL-TDoAとAliro UWB機能を含むよう認証範囲を拡大することで、エコシステム全体の製品がシームレスに相互運用し、一貫した性能を発揮できるようにしています。」

Core認証プログラム4.0は、FiRa対応デバイスの相互運用性を保証し、業界全体での採用とイノベーションを促進します。PHY、MAC、リンク層、相互運用性テストを網羅する展開により、FiRaのIoTエコシステム内での地位をさらに確固たるものにします。

FiRa Core 4.0仕様および認証プログラムは、FiRaコンソーシアムのメンバーが利用できます。メンバー以外は仕様を購入できます。FiRaメンバーになるための詳細については、https://www.firaconsortium.org/membership を参照してください。

認証プログラムの新機能に関する詳細はこちらをご覧ください。

FiRaコンソーシアムについて

FiRaコンソーシアムは、超広帯域（UWB）技術が持つ安全な高精度測距や測位機能を活用し、人とデバイスの精密な位置認識を可能にすることで、環境との関わり方を変革することを目指す、メンバー主導の組織です。FiRaは、技術仕様や認証の開発を推進し、効果的な規制の整備を提唱し、さらにUWBの幅広いユースケースを定義することで、こうした取り組みを実現しています。UWBとFiRaコンソーシアムの詳細については、www.firaconsortium.org を参照してください。

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