QNB：2014年12月31日締め通期の業績

QNB：2014年12月31日締め通期の業績

（カタール・ドーハ）- （ビジネスワイヤ） -- 「世界で最も健全な銀行」の1つで、中東・北アフリカ有数の銀行であるQNBグループは、引き続き堅調に利益性を向上させ、2014年度の純利益は105億カタール・リヤル（29億米ドル）で、前年比10.3%増となりました。

QNB Group HQ Building in Doha (Photo: Business Wire)

2014年度の好調な財務業績と、株主への還元を最大化するというQNBグループの目的に沿って、取締役会は株主総会で、額面株式価格の75%（1株当たり7.5カタール・リヤル）の現金配当を提言しています。2014年度の財務業績ならびに利益分配には、カタール中央銀行（QCB）の承認が必要です。

慎重なコスト管理策と高い収益力により、当グループは効率比率（費用収益比率）を20.8%に維持することができました。この数字は、この地域の金融機関の中で最も良好な水準と考えられます。

総資産は2013年12月から9.7%増加して4860億リヤル（1336億米ドル）となり、当グループとして過去最高となりました。これは、貸出金が8.8%と大幅に増加して3380億リヤル（929億米ドル）となったためです。

当グループは、不良債権率（総貸出額に対する不良債権の比率）を1.6%に維持することができました。この数字は、中東・アフリカの銀行で最も低い水準と考えられ、当グループの貸出債権の質の高さと信用リスクの効果的な管理を表しています。当グループは慎重な引当方針を維持しており、2014年12月時点の貸倒引当率は124%に達しました。

また、顧客預金は7.4%増加して3600億リヤル（990億米ドル）となり、預貸比率は94%に達しました。

2014年12月31日時点の総資本は、2013年12月から7.9%増加し、580億リヤル（159億米ドル）に達しました。1株当たり利益は、2013年12月の13.5リヤルに対し、2014年12月は14.9リヤル（4.1米ドル）となりました。

当グループは、2014年初頭よりカタール中央銀行（QCB）およびバーゼルIIIの最新の基準に沿って自己資本比率（CAR）を算出しています。2014年12月31日時点の自己資本比率は16.2%で、カタール中央銀行が定める最低基準を上回りました。当グループは、今後の戦略プランを支えるため、強固な資本基盤の維持に努めています。

高い信用格付と卓越した資産の質が評価され、当グループはグローバル・ファイナンス誌で「世界で最も安全な金融機関50社」に選ばれました。

堅調な業績を維持していることと世界的なプレゼンスの拡大を反映して、中東・北アフリカ地域で最も価値の高いブランドとしての当行の評価が高まっており、世界ランキングは2012年の120位（ブランド価値：13億1000万米ドル）から101位（ブランド価値：18億1000万米ドル）に上昇しました。

2014年下半期、QNBは、アフリカ大陸最大手行のエコバンク・トランスナショナル・インコーポレーテッド（エコバンク）の株式19.4%（普通株式およびQNBの転換優先株式）を取得しました。

エコバンクはQNBの戦略的提携先であり、同行の株式取得は、2017年までに中東・アフリカ地域の象徴的銀行になるというQNBの戦略目標に向けた大きな一歩となります。

また、2014年下半期、QNBはQNBインドネシア（QNBケサワンから社名変更）の株式を追加取得し、合計で同行の株式82.59%を取得しました。

QNBグループは、子会社と関連会社を通じて世界の26カ国、3つの大陸で事業を展開しており、総合的な商品とサービスを提供しています。従業員総数は1万4500人を超え、615カ所以上で業務を行っています。また、ATMネットワークのATM設置台数は1310台を超えます。

*配信元：ME NewsWire

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PR@qnb.com.qa

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