第55回新潮新人賞が「新潮」11月号にて発表! 史上最年少17歳・伊良刹那さんと、現役獣医師・赤松りかこさんのダブル受賞が決定。
配信日時: 2023-10-06 11:00:00
純文学作家の登竜門である新潮新人賞。今回、応募総数は過去最多の2788作に登った。その頂点を極めた受賞作、受賞インタビュー、選考委員による選評を「新潮」11月号誌面でお届けします。
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「海を覗く」は、高校2年生の美貌の青年・北条司と彼に惹かれる同級生の速水圭一、速水が所属する美術部部長の矢谷始、および矢谷と同じ予備校に通い醜いと描写される棚橋美穂らが織りなす群像劇だ。作者自身が17歳という若さでありながら、確かな筆力で「美」に挑み続けた言葉の強さが評価された。
「シャーマンと爆弾男」は南米にルーツを持ち、族長である母にシャーマンとして育てられ、東京世田谷に生きる女性アリチャイの物語だ。空想と現実を川で繋いでいく世界観は奇抜で、アイデンティティを見失いつつある彼女の苦悩が胸を打つ。
■選評より(抜粋)
大澤信亮さん(「海を覗く」について)
これを読んだあとでは他の候補作が霞んでしまった。通俗な言葉を一文字でも書くまいという作者の覚悟が、他の候補作が書いてしまっている無自覚な甘さや通念を、ことごとく批評しているように思えたのである。
又吉直樹さん(「シャーマンと爆弾男」について)
屋台崩しのように幻想が剥がされ、アイデンティティが崩壊していく不安と恐怖を綴りながら、それでも母に与えられた使命を拠り所に生きるしかない心境が描かれていた。信じていたものが崩れていくさまにユーモアがあり、それでも信じていたものを棄てきれない葛藤に人間の姿が見えた。
■受賞者略歴
伊良刹那(いら・せつな)
2005年9月生まれ。18歳(受賞時17歳)。現在、高校3年生。
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赤松りかこ(あかまつ・りかこ)
1977年6月、東京都世田谷区生まれ。日大二高、獣医大学を卒業後、臨床獣医師を二十年。東京都世田谷区在住。
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■書籍データ
【誌名】「新潮」11月号
【発売日】2023年10月6日(金)
【定価】1,400円(税込)
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