マイナンバーカードを活用した実証実験を実施~全国の大学初(※ 1) となるマイナポータルと大学の認証 ID を活用した電子交付に関する実験~
配信日時: 2023-09-28 11:18:58
・学生・教職員に対する利便性向上・効率化を目指す。
・卒業生への生涯に渡るサービスの提供とサポート体制の拡充を目指す。
・マイナンバーカードを活用した次世代のデジタル基盤として全国で初の事例を創出する。
(背景)
熊本大学では、「総合情報環構想2022」及び第4期中期目標・中期計 画に基づき、デジタル活用による、教育改善・業務効率化等への展開や大学 全体のDXを進めています。その中で、業務全般の継続性の確保と併せて、 機能を高度化するとともに、事務システムの効率化や情報セキュリティ確保 を目指しています。 一方、日本国内においては、マイナンバーカードの保有数は、国民の7割 以上に相当する8,800万件を超え、デジタル社会のパスポートとしての 環境が整いつつあります。 熊本大学では、デジタル・キャンパスの更なる進展に向け、マイナンバー カードを活用した業務効率化や学生・教職員に対する利便性向上の検討を進 めることを決定し、株式会社野村総合研究所(NRI)と「マイナンバーカー ドの活用によるデジタル・キャンパスの推進」に向けた実証実験を実施しました。
(概要)
マイナンバーカードを活用した、各種証明書・給与明細などの電子交付に 係る実験を実施しました。マイナポータル・大学の認証IDを活用した電子 交付に関する実験は全国の大学では初の事例になります。 実験に参加した教職員10名に対して、NRI の提供する「e-私書箱サービ ス(※2)」において、教職員本人のマイナンバーカード及びスマートフォンを 利用し、より本番に近い環境で、マイナンバーカードと熊本大学の発行する 生涯利用可能な大学の認証IDとの紐づけの有効性や、実業務を想定した環 境における一連の業務の実施による実現可能性を検証しました。 マイナンバーカードを活用した電子交付の活用により、利便性向上・業務 効率化や、大学の認証IDの活用による卒業生を含めた学生への生涯にわた るサポート体制の拡充が期待できます。
[画像: https://prtimes.jp/i/124365/29/resize/d124365-29-79d46b07fb111926e4dc-0.jpg ]
(今後の展開)
熊本大学では、本実証実験の結果を踏まえて、今後、在学生を対象とした 実験も実施し、実導入に向けた更なる検討を進めていきます。
※1 熊本大学調べ
※2 e-私書箱とは:行政や企業との電子交付・申請を提供するサービス。マ イナポータルを経由した税務申告(年末調整・確定申告)や、金融機関からの 各種証明書を受け取りなどで活用されている。
【お問い合わせ先】
熊本大学教育研究支援部情報企画課
電話:096-342-3170
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