JASIS 2023/第75回日本生物工学会大会にて「日本発の研究機器開発を世界に飛躍させるための産学アライアンス企画」を連携開催

プレスリリース発表元企業:一般社団法人 日本分析機器工業会、一般社団法人 日本科学機器協会、公益社団法人 日本生物工学会

配信日時: 2023-08-21 10:00:00

一般社団法人日本分析機器工業会(JAIMA、所在地:〒101-0054 東京都千代田区神田錦町2-5-16、会長:足立 正之/株式会社堀場製作所 代表取締役社長)と一般社団法人日本科学機器協会(JSIA、所在地:〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町14-9、会長:長谷川 壽一/英弘精機株式会社 代表取締役社長)は、公益社団法人日本生物工学会(事務局所在地:〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-1 大阪大学工学部内、会長:秦 洋二/月桂冠株式会社)が開催する第75回日本生物工学会大会と連携し、アライアンス企画としてバイオサイエンス業界初の産学連携シンポジウムを計画いたします。

20世紀終盤に日本発の技術で製品化されたDNAシークエンサーは、2003年国際ヒトゲノム解読計画を完成に導きました。そして2023年は、ヒトゲノム解読完了から20周年になります。その後、21世紀に入り、現在に至るまで、さまざまなDNA研究における先端技術は、日本からではなく海外発で製品化され、バイオサイエンスの発展に大きく貢献してきました。
そこで、過去の成功におけるアーカイブを見直し、未来に向けて躍進するための課題を討議・探索し、日本の科学技術を世界に発信していきます。そのために産業界が研究者側の意見を優先的に取り入れてスピーディーに開発できる環境を構築する事が急務と考え、本プログラムを計画しました。

第75回日本生物工学会大会(9月3日(日)~5日(火) 名古屋大学東山キャンパス)で開催されるシンポジウムに日本分析機器工業会会員企業が参加し、その翌日から開催されるJASIS 2023(9月6日(水)~8日(金) 幕張メッセ)トピックスセミナーで日本生物工学会がセミナーを開催いたします。
相互にディスカッションを実施し、「今、日本における相互の技術者に何が必要か?」を探索し議論いたします。各々の聴講者は日本生物工学会大会が学会会員研究者、JASIS 2023 トピックスセミナーは産業側の聴講者という立場で「研究者に必要な分析機器をどうしたらスピーディーに作れるか」のヒントを探りだす事が趣旨になります。
セミナー内容の詳細は下記の通りです。


【第75回日本生物工学会シンポジウム概要】
日時:2023年9月3日(日)~5日(火)
場所:名古屋大学東山キャンパス

タイトル:
高分子医薬品モダリティーの創薬と製剤を加速する未踏分析技術へのグローバルな挑戦
開催趣旨:
近年、最先端のバイオサイエンスとテクノロジは高性能化された革新的分析・計測技術のもとで生み出されているが、未踏の研究領域を切り拓くためのさらなる分析・計測技術の進化への期待も大きい。そこで本シンポジウムでは、特にタンパク質などの“生体分子を観察する”技術を対象として、日本生物工学会が持つ先駆的な研究ニーズと、分析機器メーカが有する最先端分析・計測シーズに関わるアカデミア研究者と企業技術者の講演および議論を通じ、世界に勝てる最先端の研究開発と、その実現に必要な計測技術開発との幸せなコラボレーションの可能性を議論する場としたい。

プログラム:
プロローグ 内山 進(大阪大学 教授)
岩瀬 壽(JAIMAライフサイエンスイノベーション担当アドバイザー)
・日本発バイオ研究支援機器を有利に運ぶマーケティング力と産学連携

1. バイオ医薬品の品質管理における計測の重要性
内山 進:大阪大学大学院工学研究科生物工学専攻 教授
2. CDを中心とした分光分析技術によるタンパク質分析
大山 泰史:日本分光株式会社
3. バイオ医薬品のアップストリームにおける現状と課題
鬼塚 正義:徳島大学大学院社会産業理工学研究部 講師
4. 分光技術を用いた生体分子の分析とプロセスモニタリング
若林 慧:株式会社堀場製作所
5. 抗体のコンフォメーション変化観察 - MAXSを活用した3次元分子可視化法
松本 崇:株式会社リガク
6. 総合討議(30分)
モデレーター:内山 進/岩瀬 壽
パネリスト :講演者


【JASIS 2023トピックスセミナー概要】
日時:2023年9月6日(水)~8日(金) (本セミナーは9月7日(木))
場所:幕張メッセ・国際会議場コンベンションホール

タイトル :生命科学研究を加速する未踏分析技術へのグローバルな挑戦
プログラム:
1. はじめに
中島田 豊:広島大学大学院統合生命科学研究科 生物工学プログラム 教授
2. 希少細胞のトランスクリプトミクスを可能とする細胞操作技術
吉野 知子:東京農工大学大学院工学研究院生命機能科学部門 教授
3. 代謝物分析の高度化に向けた超臨界流体抽出・クロマトグラフィー装置の開発
馬場 健史:生体防御医学研究所 附属高深度オミクスサイエンスセンター 教授
4. バイオテクノロジーにおけるメタボロミクスデータ自動処理、解釈支援技術
松田 史生:大阪大学大学院情報科学研究科バイオ情報工学専攻 教授
5. 総合討論(25分)
モデレーター:岩瀬 壽(JAIMAライフサイエンスイノベーション担当アドバイザー)
パネリスト :講演者


【関連企画/JASIS 2023 JASISスクエア講演】
日時 :2023年9月7日(木)
場所 :幕張メッセ・展示会場内JASISスクエア
タイトル:バイオ医薬品とウイルスベクターの溶液中での物性と構造解析の現状、
課題と展望
講演者 :内山 進
大阪大学大学院工学研究科生物工学専攻 教授


【関連情報】
第75回日本生物工学会大会
https://www.sbj.or.jp/2023/symposium/ (シンポジウム)
https://www.sbj.or.jp/2023/press_release/ (プレスリリース)

JASIS 2023
https://www.jasis.jp/


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プレスリリース提供元:@Press