国立高専のAI・セキュリティ・ロボット・半導体人材育成事業合同でCOMPASS5.0サマースクール2023を開催

プレスリリース発表元企業:独立行政法人国立高等専門学校機構

配信日時: 2023-08-18 16:00:00

国立高専のAI・セキュリティ・ロボット・半導体人材育成事業合同でCOMPASS5.0サマースクール2023を開催


 独立行政法人国立高等専門学校機構が取り組んでいるCOMPASS5.0(次世代基盤技術教育のカリキュラム化)プロジェクトの4分野が合同で、2023年8月29日(火)に旭川工業高等専門学校、9月7日(木)・8日(金)に木更津工業高等専門学校を会場として、「COMPASS5.0サマースクール2023」を開催します。 イベント詳細:https://www.kisarazu.ac.jp/k-sec/summerschool2023


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◆開催の背景
 COMPASS5.0※は、GEAR 5.0とともに、Society5.0により実現する未来技術をリードする高専発!「Society 5.0型未来技術人財」育成事業のひとつです。今回のサマースクールは、学生のAI・数理データサイエンス、サイバーセキュリティ、ロボット、半導体等のSociety5.0関連技術に関する知識とスキルの向上と、その教育の実践評価、教員の研鑽、および、異なる高専間の学生や教員、外部の講師との交流の機会を作ることを目的として、 COMPASS5.0の各分野が合同で開催するものです。


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※    国立高等専門学校機構では、GEAR 5.0(未来技術の社会実装教育の高度化)とCOMPASS 5.0(次世代基盤技術教育のカリキュラム化)の2つのプロジェクトから構成される、高専発!「Society5.0型未来技術人財」育成事業を、令和2年度から進めています。COMPASS 5.0は、デジタルトランスフォーメーション(DX)時代に向け、あらゆる産業においてITを今以上に活用することが求められる中で、AI・数理データサイエンス、サイバーセキュリティ、ロボット、IoT、半導体という分野を、これからの技術の高度化に関する羅針盤(COMPASS)と位置付け、高専教育に組み込むことで、新たな時代の人材育成機関としての高度化を図るものです。分野ごとの事業採択校が中心となり、カリキュラムの整備、教材の作成、学生や教員のためのイベントの実施などを行っています。


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◆開催内容
●  Aコース(AI・数理データサイエンス)
日時:令和5年8月29日(火)14時00分~17時00分
場所:旭川工業高等専門学校 サイバーセキュリティ演習室
講師:生出拓馬氏(Amazon Web Services Japan G.K. トレーニングサービス本部 テクニカルトレーナー)
   髙橋敏行氏(Amazon Web Services Japan G.K. パートナーアライアンス統括本部 テクニカルイネーブルメント本部パートナーソリューションアーキテクト)
講座内容:
(1)クラウド入門(Amazon Web Services Japan G.K. トレーニングサービス本部 生出拓馬氏)
 AWS やクラウドがどのようなものなのか、それらがどのような利活用をされているのかについて紹介します。
(2)クラウドコンピューティングを用いた機械学習演習(AWS Deepracerを用いた自動運転シミュレーション)
 AWS上のシミュレーターで強化学習を用いた自動運転モデルを作成し、機械学習を学べるAWSサービスであるAWS DeepRacerを活用し、機械学習の要素である強化学習の基礎を、自動運転レースを通じて体験します。

● Bコース(サイバーセキュリティ・ロボット・半導体)
日時:令和5年9月7日(木) 13時00分~17時00分
   令和5年9月8日(金)  9時00分~13時30分
場所:木更津工業高等専門学校 図書館棟
講座内容:
9月7日(木)
・   SOC(Security Operation Center)演習
 サマースクールのプレイベントとして、SOC演習を行います。アクセスログや通信ログの解析によって公開サーバへの攻撃やマルウェア感染などの不正な通信を発見し、さらに攻撃によるシステムへの影響の有無を判断するための方法を学習します。
・   ROS基礎演習
 近年、ロボットのプログラミング手法として一般的になりつつあるROS (Robot Operating System)を用いたロボットプログラミングの基礎的演習を行います。
・   カードゲームによるサイバーインシデント対応演習
 三菱重工株式会社のセキュリティ担当者による解説、およびカードゲームによるサイバーインシデント対応演習(チーム戦)を通じてセキュリティ活動の重要性を体感します。

9月8日(金)
・   半導体工学概論
 社会生活における半導体の実用例の解説から、デジタル社会の基盤を支える半導体の重要性を理解するための講義です。講師は一般社団法人九州半導体・デジタルイノベーション協議会(SIIQ)松尾伸也氏です。
・   セキュリティ基礎演習「フィッシングメールを調査してみよう」
 誰もが一度は受け取ったことがあるようなフィッシング詐欺のメールを、グループで協力して解析し、調査を行います。解析をとおして、フィッシングで利用される手口や対策のための技術を学習します。日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)の協力で実施します。


◆木更津工業高等専門学校について
 木更津高専は、1967年に千葉県木更津市に創設された国立高専の学校であり、これまでの約56年間で本校卒業生は8135名、専攻科修了生は703名に上り、国内外の様々な領域で幅広く活躍しています。本校の方針により、幅広い教養を基本とし、国際的視野を持ち、自ら考え決断する判断力、自ら工夫し新しいものを造り出す創造力、自らの信念に基づき困難にも屈せず遂行する実行力の三つの能力を備えた創造的エンジニアとしての人材の養成を目指します。あわせて、健康な身体と精神、豊かな情操を培い、各専門の科学技術発展と成果の基礎となる理論を十分に理解して、社会に貢献でき、広範囲に活躍する実践的技術者の育成教育に努めます。
 
【学校概要】


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学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 木更津工業高等専門学校
所在地:千葉県木更津市清見台東2-11-1
校長:山﨑 誠
設立:1967年6月
URL:https://www.kisarazu.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関


◆本リリースに関するお問い合わせ先
独立行政法人国立高等専門学校機構
木更津工業高等専門学校
学生課 K-SEC事務局
TEL:0438-30-4183
e-mail:k-sec@a.kisarazu.ac.jp


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